2007の過去ログ
2007/12/30
と言うことで2007年も無事に暮れそうです。そんなわけで、今年の締めの「一言」、今年一年をてきとーに振り返ってみたりみなかったりしておしまいにします。
今年のトピックスと言えば、やはりソフトバンクの「ホワイトプラン」ショックで幕が開けた、と言う気がしますね。その後ソフトバンクは端末0円、基本料まで2年分先払いで月額料も0円、紹介者に1万円プレゼント、特定機種購入者にiPodやwiiをプレゼント、などなど、すさまじいまでの安売り攻勢をかけ、非常に好調な加入者数推移を見せていることはご存じの通り。ドコモがやれば確実に不当廉売で摘発されるやり方も、少し遅れた業界第3位だからできたと言えるでしょう。実際、以前の一言でも紹介しましたが、ホワイトプラン980円はそもそも原価割れですからね。
さてそんなショックを傍目に、今年のウィルコムは、W-OAMの進化版、W-OAM typeGをリリースしてスタートします。高度化PHSとしてPHSを進化させてきましたが、このW-OAM typeGをもって、まずは高速化方向は頂点に達したと言っていいでしょう。その無線速度は1チャンネルあたり100kbps、初代PHSの32kbpsから比べるとまるっと3倍になりました。さらには最大8つのチャンネルを束ねることで、無線速度は最大800kbpsにも達するわけですから、通常の利用法で困るようなことはほとんど無いと言えます。料金はさすがにちょっと割高ですが。
また、同時にいくつかの端末を発表。その全てがW-OAMに対応し、さらには、音声のW-OAM、つまり、BPSKによる安定性向上というネタも入っていました。これで、音声に関しての高度化もひとまず終わりと見て良いでしょう。ハーフレートなど小ネタもあるようですが、こちらは容量を増やすのが目的ですから、容量にまだ余裕のあるウィルコムで本格的に導入するのは先かも知れません。
そしてなんといっても、neco。こんなバカ端末、かつて無いですし、これからも無いでしょう。ソフトバンクもキャラケーなんて言ってないで、ずばり猫端末作ればいいのに、なんて思います。いや、neco自体は余り売れたって話は聞きませんけど(苦笑)。
この後、1年の間に、アドエスや320KRなどの端末をリリースしますが、正直、今年は「不作」ですよね。あくまで「ガワ」を変えたレベルのものが多かった気がします。その分、来年には期待したいところなんですけどね。
また、データ通信市場が今年は大きく動きました。まずは春先にイーモバイルがサービスイン。予想通りの完全定額制で、ウィルコムの獲得にだいぶ影を落としました。また、秋口からは、ドコモ、auが相次いでデータ通信の定額サービスを発表。いずれもウィルコムの[PRO]シリーズを大幅に下回る料金で、いよいよウィルコムの稼ぎ頭も怪しくなってきた感があります。
また、今年は業界全体がちょっと騒がしくなります。かねてより2.5GHzを広帯域無線に割り当てると言う話はありましたが、4月に突然、「既存3G事業者を除いた2事業者に免許を割り当てる」という発表があったからです。これで、3G事業をやっていた4事業者は最有力候補から一気に蚊帳の外へと追いやられ、ウィルコム・アッカが当確、と言う話さえささやかれ始めます。
これですんなり決まるのが、今までの日本の通信行政。しかし今回は違いました。3G事業者、特にSのつくあそこが表でも裏でも大暴れ。ごり押しする形で「1/3までの資本参加なら3G事業者が入ってもよい」という形になります。これで参入の見込みの残った各社は一気に合従連衡の道を模索し始めます。当確と言われていたアッカを取り込んだのはドコモ。KDDIはWiMAXの盟主インテル、通信機器大手京セラ、地上インフラ大手のJR東を迎え、残る3G事業者ソフトバンクとイーアクセスが手を組み残り1/3を海外ファンドで穴埋め、と言う形で、WiMAX採用は3G事業者系3事業者に絞られます。唯一ウィルコムだけが、当初の予定通り次世代PHSでの単独申請という形になりました。
こういう、あらかじめ枠の決まった免許事業で、枠を超える事業者が争って申請する、っていうのは、日本ではかなり珍しいんですよね。大体、申請に至るまでの過程で総務省がうまく条件を絞って申請者が枠内に収まるようにあらかじめふるい落とすのが慣例になっています。しかしもう、今回の場合だけは、無理だったみたいですね。唯一、ウィルコムだけは技術も資本も他社と異なっていたので条件次第でウィルコムだけを拾い上げる、または落選させることはできたかも知れませんが、残り3社には根本的な違いがない、と言う状況なので、1社だけを当確にしても落選にしても状況は変わらず、結果そのまま申請→審査、と言うことになったようです。
と言うことで、最後の最後までSのつくあそこが大暴れしていましたが(大体、申請後にヒアリングとか公開カンファレンスなんてのも異例中の異例ですからね。通常は申請書類だけで全て決まるものです)、結果を見てみれば、申請された全ての技術方式が採用され、いずれの技術方式でももっとも技術力のある会社が選ばれた、と言う、まぁある意味順当な結果になりました。当初当確と言われながら落選となったアッカばかりはさすがに悔しいでしょうけど、こればかりは、落選候補第一位のドコモに付いちゃったわけだから仕方ないっちゃぁ仕方ないと言えます(っていうかなんでアッカって単独申請しなかったんだろ)。
と言うことで、今年一年、ウィルコムと言えばもうほとんどがこの2.5GHz免許の話に尽きるわけで、逆に言うと、現行PHSに関しては余り面白い動きの無かった一年でした。来年からは次世代PHSに本気で投資を開始しなければならないので今年以上に現行PHSに面白い動きをさせるのは難しいと思いますが、そうは言っても、やっぱりいろんな「おもしろみ」を常に提供していかないと、この業界生き残れませんから、がんばって欲しいものですね。特に来年は、力のほとんどは次世代PHSに注ぎながらもまだ何もリリースできない、と言う一番の谷間の年ですから、ここは知恵と工夫で何か面白いことを考えてみて欲しいところです。
と言ったところで、今年の一言はこれでおしまい。今年一年ほど、おつきあいいただきました方、途中からおつきあいくださった方、今日の一言だけ見てくださった方、皆様どうもありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。それではよいお年を〜。
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2007/12/28
今日は、今年のアクセス状況解析からの話をしたいと思います。
いやいきなりですが、今日が仕事納めの方って、多いですよね。つまり、明日から連休(長い人は7連休?)って人も多いと思うんですよ。と、考えると、今日の一言って、別に書いても書かなくてもいいや、なんて思っちゃうんですよ。
ってのは、要するにアクセス状況を見てると一定の傾向があるからなんですよね。
まず、大体いつも更新時間と決めている夜9時台は、そこそこアクセスが有るようです。しかし、1日の中で、その夜9時台10時台を抑えてトップアクセスなのが、昼12時台。グラフで見ると、昼の12時台のアクセスがぴょこんと頭一つ抜け出しているんですよね。そして曜日別解析で見ると、土日がびっくりするほど落ち込みます。土日に見てる人はかなりレアな人だと自覚してください(自覚?)。
つまりよーするに、会社から見てる人が多い、っつーことですよ。平日のお昼休みがアクセス数の大半、って、もうこれ、あきらかに会社からのアクセスでしょ、と。いや、アクセス元ホストのログをとっても、結構「co.jp」、多いんですよ。ってなわけで、当サイトはしがないサラリーマンに人気のあるサイトと言うことになります(しがない?)。
そう言うわけでね、こういう長期の休みに入る前日の夜に何を書いても連休明けまで読まれない確率絶大。なので、もう時期を選ぶネタはあきらめて、素直にアクセス状況の解析結果なんかを発表しちゃったりしたわけです。
あと今年のアクセス状況解析から面白いネタは・・・というと、やっぱりuseWillcomとかなおっきさんとことかから紹介されると急にアクセス数が増えて、三日くらいかけて元に戻る、と言うのを繰り返していますね。まぁ、元に戻る、ってところが我ながら情けないですが、紹介されようがされまいがマイペースで好き勝手書いてりゃしょうがないですわな。
と言うことで、どうせ誰も読んでないのでアクセス解析の結果を発表してみたりしました。でわ〜。
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2007/12/26
危機感の足りないウィルコム
危機感の足りないウィルコム2
・・・と言う感じで煽り文書を2本もアップしましたが、いずれでも、私はとにかく「価格」方面での危機感を持って欲しい、と言うことを書きました。
そして、いずれの場合も、やはり「単純な値下げは会社存続にマイナスである」と言う至極もっともな反応をいただきました。私もまさにそう思います。例えば単純に全部の価格を半額にしてしまえば、現在2000億からある売上が1000億になるわけですから、これは確実に会社が潰れます。と言うことで、値下げをするにしても何らかの仕掛けが必要で、例えば、今のようになんでも「使い放題」にしたときは今と同水準、だけど使わなくなったら安くなる、と言うような仕掛けが一番いいのでは、なんていう提言もしたわけです。
ただ、低利用層の価格をいじくるだけでは、なかなかうまくいかない面もあります。流出を防ぐ効果はあっても、新たな契約を得る効果は限定的と言えるでしょう。何より、料金プランをいじくる、というのは、誰にでも真似のできることです。だから、もちろん低利用層向け料金を新たに設定して流出を防ぐと言うことも重要ですが、それと同時に、ウィルコムの独自性を打ち出した付加価値を、もう一度考える必要が出てきている、と考えます。
先日安易に価格の話をしたのも、実はこの「独自の付加価値」について、まだ私もアイデアがあまりないからなんですよね。
大容量によるデータ使い放題サービス、と言う点にしても、他社は容量が小さくても(カタログ上は)使い放題ができる、と言う仕掛けを導入しました。HSDPAやauのシングル定額のカード内帯域制御なんてのも、いずれも「使い放題のユーザは最優先で追い出す対象にする」という仕掛けで、音声や通常データで使った余りの部分だけを使い放題ユーザに開放する形で使い放題を実現しています。
とはいえ、使い放題は使い放題です。いくら「実効速度は」とかなんとか言っても、実際にはバースト速度でも圧倒的に負けていますから、もはや単なる「使い放題」では独自の付加価値とは言えなくなっていると思うわけです。
音声の話し放題にしても、そりゃ他社は時間帯制限がとかなんとかあると思うんですが、他社が「(小さい文字で)家族間は(大きい文字で)24時間通話無料!」なんて広告をメインにしちゃってる以上、「24時間通話無料」というだけでは、大きな付加価値とは言いづらくなっています。
もちろん、端末やコンテンツではもはや他社に追いつくことさえ無理かも知れません。なんせ、購入する市場のボリュームがでない以上、ボリュームに優る他社に勝てる見込みは無いわけです。
となると、ウィルコムの独自性を出せるのはどこかなー、というのが、難しい問題になってしまうわけです。
ただ、圧倒的な大容量だというのは、まだ変わってないとは思います。今現在、音声もデータも完全定額を実施しているのはウィルコムだけ。音声(準)定額を実施したソフトバンクは容量が逼迫して他社データ定額に追随できませんでしたし、データ定額を実施したドコモ・auも、音声に影響を与えないHSDPA、EV-DOと言う方式だからできた、と言う事情があります。同じ無線容量の中で音声もデータも定額にしているのは、今のところウィルコムだけなんですよね。
となると、これはやはり「もっとたくさん使わせる付加価値」が必要だと思うわけです。データに関しては、正直、スループットを考えると今以上にたくさん使わせるのは難しいかも知れません。しかし、今の具合なら、通話がアホみたいに増えてもまだ大丈夫ではないかと思われるわけです。しかも、その音質はケータイ業界トップ。
となると、やっぱり、音声、しかも双方向のアプリケーションが、有望なんじゃないかと思ったりします。先日もちょこっと書きましたが、ウィルコムのIP網にサービスセンターとかサポートダイヤルとかを直結できるサービスを作って、ウィルコムからならそう言った所が無料、とかやるのも一つの手。また、昔あったボイスミーティングを復活させる、と言うのも良いかもしれません。あれはあれで結構使う人は使っていましたし、それでも使う人が減っていたのはもちろん「利用料が割高」というのがあったから。それを、IP網に直結して完全定額(月額いくら)にしてしまえば、めちゃめちゃ流行ると思うんですけどね。
なんだかんだ言って、人間、煩悩が最初に来ます。ボイスミーティングを使った見知らぬ人との出会いとかシモバナシとかを楽しみたいオヤジは多いと思うんですよ。もちろん未成年がむやみにつなげられない仕掛けは必要だと思いますけど。
このへん、ウィルコムが無理にやらなくても、IP網へ直結するインターフェースを公開してあげるだけで良いと思うんですよね。後は、コンテンツ料金回収代行のしくみ。そうすれば、ボイスミーティングサービスやりたい人は勝手にやるだろうし、音声出会い系だとかエロチャンネルだとか、やりたい人はいると思うんですよ。いや煩悩まみれですけど、インターネットが一気に普及したのもiモードが大ウケしたのも結局この辺の煩悩が元ですからね。ウィルコム自身がやるとなるとちょっと後ろめたいかもしれないので、サードパーティが音声を(定額で)接続できるしくみを考えてあげれば良いと思うんですよ。
もちろんウィルコムのIP網は独自の信号が流れていると思うので、一般のSIPとかレガシーな電話インターフェースに変換してあげる装置は必要だと思うのですが、それこそ必殺装置ITXの出番ですよ。ITXって要するにI’(ISDN)をIP信号に変換してるわけですから、ISDN準拠な相手だったら今のままでも接続してあげられると思うんですよね。この辺のインターフェース解放とコンテンツ誘致にがんばってもらえれば、「アホみたいに長電話しちゃっても大丈夫」というウィルコムの特徴を活かした独自の付加価値が見つけられそうな気がします。
ってことで、本日は、付加価値を見つけようぜ、って話でした。これ以外にもいい手はたくさんあるとおもうんですけど、とりあえず私は思いつかないのでこの辺で。良いアイデアある人はコメント欄ででも。別にウィルコムに直訴したりはしないけど(爆)。でわ〜。
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2007/12/24
最近、すごく気になってて。ってのが、ソフトバンクの端末の高騰。すごいですよね。ここ半年で実売価格が5万円くらい跳ね上がってます。
ちょっと例を出してみましょうか。各社インセ分離(と言われている)プランでの、端末実売価格を並べてみます。
ドコモ(バリュー) 50400円
au(シンプル) 47250円
ソフトバンク(スーパーボーナス) 102720円
ウィルコム(WVS) 40560円
(スマートフォン除く新規最高額端末、ドコモ・auは価格調査サイト、ソフトバンク・ウィルコムは直営WEBショップの価格)
高額化するスマートフォンを除くと、ドコモ、au、ウィルコムともにもっとも高額な端末でも5万円かそれを下回るくらいの端末価格なんですが、ソフトバンクだけはなんと最高額10万円。しかも、それ以外のほとんどの機種も7万〜9万で、機種変更だと10万円を超える機種はさらに増えるようです(ドコモ、au、ウィルコムはインセ分離プランでは新規・機種変ともにほとんどの機種が同額)。
実際のメーカ卸し価格は、と言うと、これまた不確定な情報で申し訳ないのですが、ドコモが最も高くて4万円前後、ソフトバンク、auがほぼ同程度でやや安い程度(3.5万強くらい?)、ウィルコムが3万円弱、と言うのが各社もっとも高い端末の相場のようです。
と考えると、ドコモ・au・ウィルコムの3社は、端末販売による粗利はほぼきっちり同程度、それに対して、ソフトバンクだけは異常なほどの利益率をとっている、と言うことになります。3社の端末一台あたりの利益は1万円くらい(これは販売店粗利になると思われます)、ソフトバンクだけは5〜6万にもなる、と言うことです。しかも、実際の販売店粗利は1万円程度らしいので、ソフトバンク本体が4〜5万の利益をとっていることになります。
これはもちろん、ホワイトプラン導入による、通信事業売上の減少を補填するため。つまり、ソフトバンクはインセ分離を一足飛び越えて、逆インセ状態になっている、と言うことなんですね。今までのインセモデルは、通信料収入の一部で端末代を補填する、と言う考え方だったわけですが、ソフトバンクでは、端末代で通信料を補填する、と言う構造になっていると思われます。
そして興味深い話(ウワサで聞いた程度ですけど)として、ソフトバンクはそれでも販売店に対して1契約あたり3〜4万のインセを出している、と言うこと。どう考えても、ホワイトプラン単体やダブルホワイト程度では元が取れないこの高額なインセ、その原資は、もちろん、高額な端末代だと想像できるわけです。それだけのインセを出しても、新スーパーボーナスでは割賦支払+通信料の総額は絶対に端末代の総額を下回らない仕掛けになっていますから、必ず元の取れるインセ出費なんですね。
と言うことで、なんというか、うまい仕掛けを考えたものだな、と思うわけですが、でも、なぜこれだけお金がぽこぽこ出てきて誰も損をしてないのかな?・・・なんてことをよくよく考えると、結局このお金って、ユーザが払ってるんですよね。要するに、ソフトバンクを(それなりの最新機種で)使う以上、2年間で8〜10万円、月々3000〜4000円は最低出費額(つまり月額基本料)、ってことなんですよ。と考えると、価格破壊を仕掛けたソフトバンクが、実は価格破壊前と同水準の基本料にこっそり戻している、と言うのが今のケータイ業界、と言うことになります。
と言うことで、ソフトバンクの端末代が異常に高い件についての一言でした。より正確なソフトバンクの粗利やインセについての情報も随時募集中〜。
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2007/12/21
ウィルコムのエリア関連ページ。今日はこの話。
いやね、このページ、他のケータイキャリアと比べると、めちゃめちゃ充実しているんですよ。ちょっと、他のキャリアには無いようなメニューがあるんです。
スクロール式のエリアマップがあるのは、もはやふつー。だと思うんですが、まともにサービス管区をくまなくスクロールできるのはウィルコムとドコモだけ。auは固定マップだし、ソフトバンクも半固定。これだけでも、ウィルコムのエリアマップの充実度はトップクラス。
加えて、ウィルコムでは、なんと基地局位置(の概略)まで表示できるエリア確認ツールもあります。具体的に言うと、市町村丁目番地までを選択すると、その周辺の基地局の位置が地図の上にどばーっと表示されて、距離別に何基の基地局が範囲に入っているかの数字も一覧表示されると言う優れもの。しかも私が実際に基地局位置を知っているものと比べてみた経験上、ほとんどの基地局は誤差50m以下、大体の場合はドンピシャで基地局位置が確認できます。こんな強力なエリア確認ツールは、世界的にも珍しいのではないでしょうか。これに近いと言うと、多分、公衆無線LANスポットのエリア確認ツールくらいでしょうけど、基地局の数が2桁違いますからねぇ。
それから、最近あんまり脚光を浴びていないのですが、ウィルコムのエリア情報のページには、日本全国のパケット通信の混み具合を確認できるツールまで用意されています。これは、AIR-EDGEを始めてすぐの頃に利用者が殺到してパケットが非常に混雑したことがあるのが元々の始まりで、この当時に、全国を1km四方くらいのマス目に切って、それぞれのエリア内のパケット通信の混み具合を準リアルタイムに表示するようになりました。今でこそ全国ほとんどのエリアが緑表示(空いている)になっていますが、当時は結構活躍していた気がします。ていうか他に例のないこんなマップシステム作るの、相当お金がかかってますよ。
と言う感じで、ウィルコムのエリア確認ツールは主なものでもこの三つがあるわけで、まぁ、なぜにウィルコムはこんだけツールが充実してしまったのか、と言うと、やっぱりウィルコムのエリアが他社に比べて弱かったから、と言う理由があるわけです。できるだけ細かくエリア情報を利用者に知ってもらうことで、エリア不満から来るCS低下を防ぐのがこれらのツールの意味でしょう。
しかし、このツールについて、ちょっと気になる、と言うか、改善すべき点が、2点ある、と私は思っています。
まず一点目は単純に情報の不足。基地局位置情報をリアルタイムに確認できる、なんてツールがあるんですから、せっかくなら、その基地局がW-OAMに対応しているかどうかくらい見られるようになったらいいな、ってことです。とかく、ちまたの声は「W-OAMなんて言っても、使えるエリアがわからん」というもの。ドコモはHSDPAエリアを公開していますが、これはどうやら実地調査ではなく、HSDPA基地局位置の周囲を円で囲っただけのもの。でも、これだけでも相当参考になります。ウィルコムなんて元から基地局位置表示ツールがあるんだから、例えばW-OAM対応基地局は色を変えて表示とか、そのくらいしてもバチはあたらんのでは、と思います。ついでに、W-OAM対応局が何局捕捉範囲内にあるかも数字で出せば完璧。
で、ツール機能の要望は上の通りなんですが、もう一つの要望は、「もっと活用しようぜ」ってこと。
せっかくこんなツールがあるのに、未だによく聞くのが、「買って帰ったら自宅が圏外だったから解約」なんて言う話。買う前に確認しろよ、と買った人に言うのは簡単ですが、ウィルコムが率先して確認してあげる、と言うことをどうしてしないのでしょうか。私が先日auを契約したときは、しつこいくらいエリアの確認をされましたが。エリアの広いauでさえそうですよ。
簡単なことなんです。販売マニュアルの販売時のチェック項目の中に「エリア確認」と一言入れて、別紙で確認マニュアルを作ればいいんです。そして、各販売店にインターネットにつながったPC一台。これだけですよ。今時、PCの一台もない販売店なんて無いでしょうから、半分の条件はすでに満たされています。後は、ウィルコムがマニュアルで徹底するだけです。
一番良いのは、PC上でエリア確認ツールを開き、自宅または良く使う場所を顧客本人に確認してもらいながら周囲の状況、使う場所の状況(屋内・屋外、建物の構造など)をチェック。例えば、「鉄筋コンクリート構造なら100m以内に基地局が必要」「木造平屋なら500m以内にあればOK」みたいな基準も作っておくんです。そうすれば、エリア確認ツールが俄然威力を発揮してきます。何と言っても基地局位置を数十メートル以下の精度で出せるツールですからね、基準さえしっかり作っておけば、まず間違いはありません。
と言うことで、せっかく便利なエリア確認ツールが充実しているんですから、「W-OAM対応可否確認機能」と「基準をしっかり作って販売マニュアルに」という二点、是非とも対応していただきたいと思うところであります。でわ〜。
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