黒いページ企画21
ちょっと痛すぎじゃない?ライブドアさん
さて、いよいよ、おかしな方向に走り始めましたよ、この黒いページ。本日のお題はライブドア。
そう、東京山手線内側を無線LANでべったりカバーします、と言い出したライブドア。
いやね、ワイヤレスジャパンでのライブドアの講演の話。
もうなんか、いたたた・・・としか。
なんかね、もう、無線LANで解放エリアを面カバー出来ると、本気で信じてるみたいで。
計算は省きますけどね、自由空間伝播を仮定すると、最低でも10チャネル以上必要なんですよ、解放空間をエリア化するには。でも、無線LANには、最大でも4チャネルしかありませんから。こんなのね、無線通信工学を勉強したての学生さんでも計算できることなんですけどね。
つまり、無線LANで屋外面カバーは、自由空間伝播を仮定すれば、絶対に不可能なんですよ。
でもね、出来る方法はあるんです。それは、実際の都市ってのが、様々な障害物で区切られているから。だから、一点一点は閉空間として設計できる場合もあるし、うまくやれば4チャンネルの繰り返しだけでもそこそこいける可能性はあるんですよ。
ところがね、ライブドア、講演の後の質問でなんと言ったと思います?
「2200カ所という数はどのようにして決めたのですか?」と言う質問に対して。
「無線LANアクセスポイントを中心に半径100mの円を書いて山手線内側を埋めたときに必要となった本数です」
バカ?
なんかね、講演の中でも簡単な展開図が出てたんですよ。そしたら、もう、ビルも道路もあったもんじゃない、とにかくある点にぽんとアクセスポイントを打って、その周りをきれいな円で囲んで「ハイここエリアでーす」という図が出て来るじゃないですか。
ライブドアの中の人にとっては、電波って、決まった距離を障害物も関係なしに直進してそこでぴたっと止まるものらしいですよ(嘲)。
まずね、障害物の影響が全く考慮されてない時点でかなり痛い。
加えて、「飛ばさない技術」がいかに難しいかについて全く認識していないところが限りなく痛い。
障害物がなけりゃ無駄に飛んじゃうし、障害物があればその後ろには届かない、それが電波ってもの。
しかも、講演では、堂々と言い放ちましたからね。
「システム内干渉も、他社無線LANとの干渉も絶対にありません」
たった4チャネルしかないのに?
「AIR-EDGEは同じ場所で同時に使うと速度が落ちて使い物にならない」
面展開した無線LANは同時に使わなくても干渉で使い物にならなくなりますけどね(毒)。
んでもって、今度はiBurstで参入、なんて言い始めて。
で、講演後の質問になんて答えたと思います?
「2G帯は獲れると思いますか?」
「フジサンケイグループのバックがついてますから大丈夫です」
ま、単なるマネーゲームでフジサンケイからたんまり儲けた会社は、さすがに言うことが違いますね。会社というものを、単なるカネのカタマリとしてしか見ることが出来ないわけです。
虚業の悲しさですな。
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