02/09/30
今日の帰り、珍しい(?)人を見かけました。なんだか、知り合いと携帯電話のことで話しています。年はちょっと若めの中年くらい。相手は妙齢(笑)のお嬢さんなんですが、最近携帯を買ったという話をしています。どうやらその人、プライベートで携帯を買ったのは初めてのようで。で、その携帯を選ぶ時のいろんな話(英雄談?)を聞かせていたのですが、それが耳に。で、「・・・そんでさ、海に行くことが多いし、防水ってのが必須条件だったから、これを頼んだんだ」ふむふむ。「だけど店員がね、それカラーじゃないしiアプリもついてないから、こっちはどうですか?なんて行って、違うのを勧めてくるんだよ」なるほど、ありがちな光景ですな。「でも、僕としては、やっぱ防水ってのだけは一番重要なところだから、それだけは譲らなかったんだよ」「それでそんなに古い携帯なんですねー」「古かろうがカラーじゃなかろうが電話がかかりゃ同じだし、そしたら、必要な防水機能がある分こっちの方が僕には必要だったってことだよ」・・・と、そんな話を聞いていて、なんと殊勝な人もいるものだなぁ、と思った次第で。そう、何度も言いますが、結局使いもしない機能やなんの意味もないブランド名だけで携帯選ぶ人が多い中で、こうやってきちんと自分に必要なものをしっかり選んでいる人もまだまだいるんだなぁ、と思った今日のエピソードだったりします。もちろん、たとえ彼が持っていたのがドコモの携帯だったとしても・・・(笑)。
私は、ドコモの携帯だからダメだ、とか、そういう言い方は極力避けています。ドコモの携帯は、私にとってはダメであるということには変わりはないですが、一方で、それがもっとも合っているという人だってごまんといるわけです。私が常日頃から言いたいことは、合っているかどうかも考えずに、ブランド名だけでドコモを選ぶ輩があまりに多いこと、そして、そういう状況につけ込んで全く努力せずに高い料金を課し続けるドコモのやり方、こういう部分に私は反感を感じている訳なのです。ですから、上記のエピソードは、まだまだ日本の携帯ユーザも捨てたもんじゃないなぁ、と、私に思わせてくれたすごく気分のいい出来事なのでした。


02/09/29
さて、先日ほんの30分ほどででっち上げた「ドコモPHS定額制」についての緊急コラムですが、意外な反響があってびっくりです。あのネタ、元々、AirH”のサービスを行うためにDDIポケットがどのくらいのお金を払わなきゃならないのかなぁ、と試算したことがあって、そのときの計算を流用しただけのものだったりします。もちろん、AirH”はパケットによる回線共有で非常に安く挙げることが出来ているんですが、ドコモPHSの回線交換接続は64k、32kに関わらずどうしてもBchを一つ占有せざるを得ないですから、接続時間と利用料がかなりシビアに制限されてしまうはずなんですよね。で、そんなところでドコモPHSが定額制導入を検討中、なんて言うニュースを聞くと、その試算が頭の中に思い出されて、マジか?という気分になってああいうコラムを書いちゃったりしたわけです。そんな反響の中で最も面白かったのが、「DDIポケットのPHS網を利用して、MVNOで定額PHSを始める可能性は?」と言うものでした。これは、本当に虚をつかれました。可能ですよね、ドコモがプライドを捨てさえすれば。これが、ドコモが一番安く定額PHSを導入することが出来る方法の一つであることは間違いないはずです。なんせ、最低ラインなら月にたったの3000万円のコストですから。たった3000万円払うだけで、日本全国に張り巡らされたDDIポケットのPHS網を自由に使えるんですから、いや、安いものですよ、本当に。まぁ、無いとは思うんですが(無いと信じたい、ドコモはそんなに弱い会社じゃないはずだ!;笑)。と言うことで、ちょっと例のコラムに追記してみます。これは、実際にドコモが定額PHSを採算割れを起こさずに始める可能性について述べたものです。他にもいくつか可能性はあるとは思いますが、何かアイデアを思いついた方、是非とも教えてくださいね!。ついでに特許でも取っちゃえばドコモからガッポリ取れますよ!(ウソ)。


02/09/25
帰ってきました~。実家に帰ったら、実家のPCがなんだか調子が悪くて、調べてみるとどうやらハードディスクの故障のようで、そのPCが使えなくなってしまうという事態に。そのPCは無線LAN経由でISDNにつながっていたので、実家でネットをするときは基本的にそのISDNで(ただしフレッツじゃないので使いすぎに注意)やっていたのですが、それが切れてしまいました。でも、AirH”を持っているとそういうときも全然おろおろしなくて済むんですよね。直接波が使えれば64kパケット、それが使えない場所でレピータ越しにやらなきゃならなくても12kbpsは出ますから、さほど苦労はないものです。私が日常巡回したりするようなサイトははっきり言って12kで十分です。ですから、コストの問題がなければ携帯の9.6kでもぎりぎり生きていけるんじゃないかと思うのですが(何しろエリアは広いですから)、何しろ高いというのはどうしようもありません。AirH”のつなぎ放題が始まるまではPHSでずっとデータ通信を使っていて、PHSの安さでさえ月に5万も使っていたというような話を聞いてしまうと、それが携帯だったらと思うだけでぞっとします。まぁ、もう少し裕福な生活ができるような身分なら、緊急避難手段としてドコモの携帯を一台持ってもいいかなとは思ったりしますが、それをメインに、とは考えられないですね。
さて、話がとりとめもなくなりかけてきたのですが、実際今日はとりとめもないことぐらいしかかけないですねぇ、旅行から帰ってきたばかりですから(苦笑)。とはいえ、旅行中見た、NHKのニュースで、「ドコモがPHSの完全定額制の導入を検討中」なんていうニュースを聞き、ちょっと心中穏やかではない私だったりします。ドコモPHSは、完全定額制を実現できません。いや、正確に言うと、AirH”やアステル並の料金での定額制の導入は不可能です。これについては、今度専用コーナーを設けて、簡単に証明してさしあげましょう。とにかく、そういう不可能なサービスを強引にサービスインする目的は、ライバルつぶし以外の何ものでもありません。次世代携帯のライバルとなりうるAirH”なりアステル定額PHSなりをつぶすために、赤字のサービスを始めようとしているわけです。もちろん、携帯の売り上げを食いつぶして、です。「ユーザ側から見れば、安くて良いサービスが提供されれば何でもいいんじゃないの?」という声が聞こえてきますが、それは大きな間違いです。なぜなら、ドコモPHSの定額サービスは圧倒的に低価格で(スペック上は)高品質なものとなるでしょう、これによりAirH”、アステルがつぶされてしまったとしたらどうなるでしょうか。ドコモが赤字のサービスを続ける理由はなにもなくなります。そして、あれやこれやの理由を付けてサービス廃止することは間違いありません。長い目で見れば、ユーザは安くて便利な無線システムをドコモにより奪われてしまうことになります。無理のあるサービスのしわ寄せは必ずユーザのところに戻ってくるのです。こういうことを許さないためにも、ユーザが考えるべきことは、そのサービスが「Win-WIn」であるか、つまり、サービスする側とされる側がお互い得をする状態がそのサービスで実現できるか、という部分です。「Win(ユーザ)-Lose(キャリア)」であっても、短期的にはユーザは得をしますが、長い目で見ればそのサービスを失うことは必至です。そういうサービスを選ぶことにより、他の「Win-Win」となりうるサービスをも潰してしまいます。これはユーザにとって大きな不利益です。なぜなら、あとは「Lose(ユーザ)-Win(キャリア)」という関係しか残っていないからです。これを読んでいるみなさんには、そういう長い目でサービスを選んでいただきたいと切に思うばかりです。


02/09/20
ということでお知らせ、これから約5日間ほど、旅行に行くのでネット上をお留守にします。とはいえ、特に急ぎじゃない更新や掲示板のレスづけをしないと言うだけで、ネット上の情報は常にチェックはしてます。なので、緊急のメール対応などは誤差1日以内でできますのでご安心を(何に?)。なんて言ったって、AirH”がありますからね~。
で、確かに旅行先でも対応可能ってのはいいんですが、なんて言いますか、現在家で使っている環境そのまま持っていける、っていうのがAirH”のいいところ、のはずなんですけどね、これが、実際出先で更新作業となるとかなり大変。それは、実はモバイルデバイスとしてはHPC一台きりという貧弱な環境しか持っていないからなんですよ、私。確かに、通信環境は非常に近いところまで持っていけるでしょう、が、なんか、やっぱり家で固定して使っているのよりかなり遅く感じます。HPCを固定して置いても同じ。これ、実は、HPCの処理能力が低すぎるからなんですよ。確かに、普通に考えれば100kbps程度の速度で流れてくるデータをさばくくらいなら、MIPS100MHzは十分な速度だとは思うんですが、それにしちゃぁ遅すぎです。これが、LANとかに繋いでネットをやってみると、案外遅くなかったりするからいまいち意味が分からないんですよね。なぜなんだろう、LANとAirH”、なにが違うんだろう、といろいろ考えていてふと思い当たったのが、レスポンスの遅さ。そう、AirH”は平均300msという驚異(爆)のディレイがあるんですね。これが、HPCの処理の遅さとうまい具合に(だめな具合に?)相乗効果を発揮して、異様な遅さを生んでいるのではないかと考えるわけです。何はともあれ、処理速度の速いHPCがあれば解決する問題だろうとは思うのですが、そんなにお金持ちじゃなくて・・・後1、2年は我慢の予定なので、これで何とか乗り切っていくしかないんですけどね。それにしても、ローカルメモリ上の通常のjpeg画像(50kB程度)を展開するのに数秒かかっちゃうってのは、どゆことよ!?(笑)。昔のPCもこんなに遅かったんでしょうね・・・昔はjpegなんていうフォーマットの画像は身近に存在しなかったからわからないですけど。と、脱線しつつありますが、そのレスポンスの遅さ、なんとかならんかな~、と思っているんですが、これが何とかなるかもしれません。というのも、今、Dポ、親のKDDIの協力(バックボーン提供)を受けながら、NTTの交換局から直で自前のIPネットワークに接続するという改装を徐々に行っています。これまでのレスポンスの遅さに一役買っていたのは、NTTのISDN網。それをショートカットして直でIP網につながるようになるわけですから、これはかなりの改善が見込まれます。もちろんこの施策は、NTTに支払っていた上位ネットワークの交換手数料を削減するためのもの。これがもっと進めば、AirH”の値下げまで見えてくるはずです。期待したいところです。一方、このIP網に音声も流しちゃえば、音声も話し放題・・・?なんて話も、なくはないかもしれないですね。もちろんこの場合は実際は基地局・またはNTT交換局内で従来技術のIP電話に変換して・・・という感じになるでしょうから、音質とか遅延とかは携帯並になっちゃうかもしれないですが。まぁ、どちらにしろ、基地局-NTT交換局の間の接続料は従来通りとられちゃうので、話し放題の実現はかなり難しいかもしれません。でもIP網整備がんばれ、Dポ!


02/09/19
まずは、訂正。昨日の計算、ちょっと間違っていましたね。帯域は電力比に1を足した数値の対数、これに比例しますから、PHSのEV-DO条件換算では3.0Mbps、次世代PHSは8.2Mbpsです。まぁ、大勢に影響のないくらいの値ではありますけどね。
早くも発売決定ですね、NEC初のAirH”端末、AH-N401Cです。発売日は10月4日、事実上はNECインフロンティアの開発・製造なので、これまでのNECIの実績から、延期などはなく、きっちり発売は間違いなかろうと思われます。で、この端末、思いもよらずフレックスチェンジにも対応してしまいました。つまり、スペック的にはH401Cと全く同じ。それに加えて、音声通話及び待ち受けなどに対応していて、これは本多エレクトロンの端末は完全に食われてしまいそうです。また、発売時期も実に絶妙。と言うのも、10月1日の、ネット25の128kパケット対応に合わせたかのような発売だからです。これを機に、これまでMC-P300やRH2000Pでネット25を使っていた人が大挙して乗り換えそうです。そう言う需要を狙っての発売時期の選択とすれば、これはもう、狙い澄ましたクリティカルヒット、実際かなり売れると思います。見た目もかなりおしゃれな感じにまとめられているため、これまでAH-G10の格好悪い(失礼!)四角アンテナにウンザリしていた人も、縛り切れに合わせて乗り換えていくことが考えられそうです。さて、そのアンテナ。特長は、着脱可能、と言うもの。また、それと同時に内蔵平面アンテナも持っているようです。さてこの外部アンテナは、本当に働いているのでしょうか??と言うのが問題でして・・・いえ、アンテナの設計ってのはそんなに甘いモノじゃなく、簡単に取り外しが出来ちゃうように作るなんて至難の業(特に微妙な設計にセンシティブなGHz帯ですから・・・)、ひょっとすると外部アンテナは単なるパフォーマンス、つまりダミーではないかと私はずっと思っていて・・・で、ここに来て、内蔵アンテナ併用、と発表されてしまっちゃったので、その疑いはますます濃くなってしまいました(笑)。私にとっては、可動アンテナによって高さを稼ぐことは非常に重要に感じられるので、可動アンテナがきちんと働いていてくれた方が都合はいいのですが、どうなんでしょうねぇ。あと、内蔵アンテナと外部アンテナでダイバーシチを構成してくれていると非常に助かります。と言うより、もしそれが出来ていたら、最強です。移動中でもG10より遙かに安定した通信が出来るようになるはずです。しかしまぁ、ぐだぐだと書いてしまいましたが、これまでAirH”を使っていた人のみならず、新しく通信端末(つなぎ放題じゃなくても)を買おうかなぁ、と思っている人にもズバリオススメできそうな端末ではありますね。


02/09/18
今日はなんの話にしようかなぁと考えて、先日のネタからちょっと引きずって、今度は来年サービス開始の1xEV-DOについてでもお話ししましょう。
とりあえず、EV-DOがどういう方式なのか、と言うのを簡単に説明しておきましょう。元々、cdma2000というのはCDMA方式で、複数のユーザを符号多重化して同時刻に同じ基地局で通信が出来るような方式です。多重化方向は「電力レベル」の方向ですので、より広い帯域を使おうと思ったらより大きな電力で通信を行う、と言うトレンドになります。しかし、いくらでも電力は使い放題と言うわけではなく、いつ他の端末の通信が入ってくるか分からないのである程度マージンを持たせています。この部分が無駄だなぁ、と考えに考えた末出来たのが、EV-DOと言うわけです。EV-DOは常に最大電力で送受信を行います。そうなると、じゃぁ、複数のユーザをどうやって収容するのか?という問題が出てきますが、そこは時間ごとに分割することで対応します。その時間分割の間隔を、より条件の良いユーザほど多めに、などという制御をすることで効率のいい転送を行うわけです。時間分割の間隔はかなりフレキシブルに変更できます。ぶっちゃけて言うと、送信側はちょっとしたTDMA方式になってしまっているわけです。この方法で、瞬間最大2.4Mbpsを実現出来ます。ちょっとした算数をしてみましょう。通信速度は周波数帯域と電力の対数に比例します。EV-DOでの電力は200mW(多分)。PHSの電力は80mW。その差は2.5倍ですから、2の対数を取ると1.33。一方、帯域幅はEV-DOが1.25MHz、PHSが288kHzですから、4.34倍、で合計5.77倍、一方PHSのビットレートは384kbpsですから、これを5.77倍してみると、2.2Mbpsです。そう、PHS、とっくの昔から、EV-DOにかなり近いレベルの電波利用効率を実現していたんです。これが次世代PHSとなると、884kHzで3200kbps、EV-DO周波数帯域(1.25MHz)換算で6Mbpsまであります。これは従来技術の組み合わせだけで実現可能な方式です(とはいえ、基地局の完全な換装及びIPネットワークへの専用線の敷設が必要ですが)。PHSはこの通り、最初から次世代携帯をも超える能力を秘めていたのですが、残念ながら偏見のために普及せず、落ちぶれるばかり・・・当初予定の通り2000年に6000万加入が達成されていたなら、今頃はEV-DOなんてお話しにならないほど高速で安い無線システムがみんなの手に行き渡っていただろうに・・・と思うと、残念でならない今日この頃だったりします。


02/09/16
しばらく書かなかったですが、生きてますよ。ネタがなかっただけです(爆)。
今日はそう言うわけで(どういうわけ!?)ネタがないので、ちょいネタ。いや、某所にある日記的テキストを読んでいたんですが、その日記の著者、auの携帯電話を使っていたんですが、先日(?)次世代の方に変えたらしいです。ところが、それまでは月にせいぜい3000円のパケット料金(これもH”ユーザから見ると結構高いですが・・・)だったのが、月の半分ぐらいしか使っていたいのにすでに1万円を突破した、と憤慨していました。著者曰く「以前と全く同じように使っているのに値段だけ3倍以上・・・次世代携帯は体のいい値上げなんじゃないだろうか・・・騙されている気がしてならない」だそうです。まぁ、はっきり言いましょう。騙されたあなたが悪いんです。次世代携帯が同じ時間内により効率的に料金を回収するためだけに導入されていると言うことを知らなかったばかりにこういった悲劇が起こります。次世代携帯は決してユーザのために導入されているのではないのです。これは次世代ではありませんが「サクサクショック」のドコモ504シリーズにも当てはまることです。同じ使い方なのに料金だけが増える・・・これはまさに携帯キャリア各社が狙っていることそのものです、そして、そう言うやり口を見抜けないバカな消費者がこれを助長しています。幸いにもこの日記の著者はようやく気づき始めたようですが、ここでパケット課金から逃げると言う決断をしない限り、いずれこれに慣らされて、法外なパケット料金を払うことを何とも思わなくなるのでしょう。そうやって日本の通信ユーザは「無目的に納税する愚昧な民」となるべく日々教育を受けているわけです。


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