03/05/13
中国でPHSがかなり売れているという話がでてきたのはもうずいぶん久しい話。私自身が、中国向けPHS基地局用製品が飛ぶように売れているという話を会社で漏れ聞いた頃からちょうど半年強ほどになります。さて、このまま中国のPHSが隆盛を極めるか?という問題なんですが、どうでしょうね。いや、別にアナーキーを気取るわけでも、ひねくれたいだけでも無く、正直なところ、危ないと見ています。なんかね、昔日本で起こったことをそのまま10倍の規模にして繰り返しているだけに見えるんですよ。まず何より、中国PHSに課された非常に厳しい制約。たとえば、越境発信は出来ない、とか。もちろん、エリアも非常に限られています。そして、何より、もてはやされている理由がズバリ「安いから」ということ。これだけでも、中国PHSを危ぶむに十分な理由です。マーケティング理論にもあるのですが、同じコスト-性能直線上にあるものでは、必ずコストの低い方が高い方に負ける、と言われます。それは、技術革新により、元々コストの高いもののコストを下げることは簡単だけどコストの低いもののコストをさらに下げる、または性能を上げる、というのは難しいからです。つまりぶっちゃけ、「安かろう悪かろう」なものは必ず負けると言うことです。少なくとも(対象となる「性能」=エリア、と考えると)日本のPHSがそうですね。中国のPHSが、例によって「携帯にはない性能」を評価されていないという時点で、かなり危険です。そして当然ながら、携帯電話はどんどん安くなっています。たとえばこんなニュースのように、あまりの大幅すぎる値下げに政府が待ったをかけたりといった事態にまでなっています。そして、これまで双方向課金(つまり着信にも料金がかかる)が常識だった中国の携帯電話界でも、片方向課金の可能性がその芽を出してきました。こうなると、「安い」という理由でPHSを持っていた人が、あえてPHSを持ち続ける理由が無くなります。言わずもがな、日本で起こったPHS離れが舞台を中国に移してそのまま再現することになるわけです。これを防ぐには、何より、日本で成熟したPHS技術とサービスを可能な限り早く中国に流し込むことです。特にパケット方式は、一般の音声回線にほとんど影響を与えませんから、加入増が進む中国でも十分に受け入れられる技術です。それ以外にも、「昔日本でもっと早くこんな技術・サービスが実用化されていれば、今日のようなPHS衰退はなかったろうなぁ」というものがたくさんあるわけで、とにかく、そう言うものを以て早くPHSそのものに付加価値をつけていかないと、今後安くなりつつある携帯電話に太刀打ちできなくなってしまいます。日本のPHS業界、何よりDDIポケットが旗手となって、中国PHSを全面的に支援していってもらいたいものです。


03/05/12
先日も書きましたが、最近、AirH”カードのファームアップデートが相次いでいます。ついには、日本通信のBMH10-Jまでアップデートされて、心中穏やかなる暇?人です、こんばんは(?)。
いや、なんで心中穏やかなる、なんて書くか、っていうと、単純な話、私の使っているAH-G10がアップデートされる気配さえないということなんですね。どのアップデートも、接続性の向上と通信速度の安定化(混雑時の速度向上)をうたっています。だいたい、こうやって一斉にアップデートされるっていうことは、ネットワーク側にも何らかの手が入ったと思って間違いは無いと思われるわけで、そうなると、AH-G10の私は、せっかくネットワークが高安定化の改良を受けたのにそれを享受できない一部に属してしまうわけで、うえーん、もったいない、ということになるわけで、心中穏やかなる、というわけです。んで、なんと言っても、AH-G10同等品のBMH10-Jもアップデートされているわけで、えー、だったら、G10もやってよー、と言いたくなるわけですが、多分ね、BMH10-Jのアップデートにかかる費用は日本通信がある程度担保しているんじゃないかと思われるんですよね。DDIポケット製品であるG10にそれが反映されないところを見ると。DDIポケットとしては、G10はラインナップから外れた旧機種で、今さら積極的にサポートしていく気はないのかも知れません。ということで、最近、本気で機種変更をしようと考えています(G10にBMH10-Jのファームを無理矢理焼き込むというオプションは一応無しという方向性で・・・;苦笑)。そのターゲットとしては、やはりAH-N401Cか、AH-H402Pということになるんですが・・・使い慣れたAH-G10と全く同じ外形のH402Pも捨てがたいし、とはいえ、小型PDAでの利用の道も開けるN401Cも魅力的・・・と、なかなか悩みどころだったり。感度重視で402Pか、とも思うのですが、でも私の行動圏内でそれほど感度を必要とする場所なんてほとんど無いなぁ、と思い至ると、んー、N401Cでも良いのかなぁ、と、今はそちらに傾きつつあります。一方、新機種待ちというオプションは基本的に無し。ラインナップは概ねそろっていますし、今さら新機種は出ないでしょう。出るとすれば音声端末型・・・でも、データ専用回線に音声端末を充てるととても使いにくくなるでしょうから(PDAで使いにくい)、もし出てもあまり選択肢には入らないと思います。ということで、どうしよっかな~、という今日この頃でございます。


03/05/11
今日はエリアな話。いや、最近ね、Dポがさっぱり新規エリア展開をしないなぁ、と思った訳で。エリアを広げるのに何が問題かというと、やっぱり一番はお金です。基地局設備を整備するのにもちろんお金はかかりますし、その後の維持費も馬鹿になりません。聞いた話によると定額部分だけでも一局当たり月2万円はくだらないようです。DポのARPU(月当たり、一加入者当たりの売り上げ)は昨年の実績でちょうど5000円くらい、つまり、4加入者で1基地局を賄える計算になりますが、もちろん定額の基地局維持費とは別に、従量の接続料もかかる訳で、その分を相殺することも考えなければなりませんし、事務処理コストもありますから、この倍~3倍の加入者がいないと基地局1基を維持できないと考えられます。となると、1基のために10人前後の加入者は必要になる訳で、こう考えるとやはり、人口過疎な田舎での新規エリア展開は難しいのだろうなぁ、という気がします。なんせ、Dポのシェアはわずか4%弱、日本人の携帯電話保有率が約60%弱ということを考えると、1基地局のカバーエリア内に約430人以上の人口がないと商売にならない計算になります。いや、都会で生まれ育った方には大した数には思われないかもしれませんが、私はこう見えても日本でも指折りの過疎地の育ち。そんな過疎地の基準からみれば半径500m内に430人なんて、有り得ないほどの過密です(笑)。私の実家の近所は、半径500mに大体30人程度。冗談じゃなくて、ほんとに。ちょっと街寄りの場所でも100人が良いところです。ところで、半径500m以内に430人って言う数字を人口密度に直してみると、約550人/km2。これがどのくらいの数字かというと、岩手県盛岡市、三重県伊勢市、愛媛県伊予市の人口密度に匹敵します。たとえば静岡、山口、福島の県都、静岡市、山口市、福島市とか、北海道旭川市なんてのは、この基準を下回っていたりするんです。もちろん誰もいない面積まで含めての話なのでこれらの都市はエリア化する価値無しという意味ではないんですが、Dポとしてはむやみにエリアを外に広げても赤字が増えるだけというラインは必ずある訳で、最近はそのラインにかなり接近してきちゃっているのかもしれないなぁ、と思ったのでこんな一言にしてみました。でわ!


03/05/08
てことで、TCA出ました。ね。やっぱり。今日はいつものTCAで一言、とはちょっと変えて、DポとドコモPHSに注目した一言でいかせていただきます。
まず、Dポ。+600。これを見て「おぉ、プラスだ」というのは間抜けで、はっきり言って、600なんて誤差の範囲、増減無しと見て良いところです。んでね、@FreeDでAirH”の増加はかなり鈍ること、解約が頻発するにはまだ早いこと、から、AirH”自体はほぼ増減無しになるだろうと予想していましたが、それが当たっていたと仮定すると、AirH”Phoneによる増減もナシだったということに。いや、簡単なことなんですよ。AirH”Phone、ほとんどが機種変更で売れていると思うんですよ。だって、H”ユーザ以外はほとんど知らないですよね、AirH”Phoneのこと。TVCMやるわけでも無し、電車内広告を見たという報告があったり、ちょこっとビラ配りはしてたけど、はっきり言ってプロモーション活動は無に等しい状態。新規加入は望むべくもなく、しかも機種変更価格もかなり安かったですから。ま、5000以上増えてたらごめんなさいしますとは言いましたが、ごめんなさいしなくて良くなって良かった良かった(オイ)。
一方のドコモPHS。13000のプラス。正直「たったこんだけかぁ」という部分もあったりします。私の感覚ではもっと増えている気がしたので。というのが、まず、ほとんどの量販店は新規以外受け付けていなかったということ。いや、ドコモショップや一部の有名量販店は機種変も受け付けていたみたいですけど、私が回った数店は例外なく機種変不可。どうしてもというオヤジが30分ほど粘っているのを目撃しましたが、その人も結局新規で買っていました。おそらく、新規と機種変でインセンティブに相当の差を付けたのでしょうね。また、TVCMの放映頻度もものすごく、あっという間に知名度も上がっています。64kで4880円!と、AirH”の弱点だけをひたすら連呼するCMはかなりの効果があるだろうなぁと思っていました。というところで、この二つの理由から+2、3万は堅いかなぁ、と思っていたんですが、意外や意外。まぁ、新規→旧端末即解約という動きをする人も結構見ましたから(さっきのオヤジもその足でドコモに解約に向かいました)、この効果で少々減ったのでしょうね。
こうやってみると、販売・宣伝戦略の巧拙が見事に露見しましたね。相変わらず、販売・宣伝の下手なDポと、熟練の巧さを見せるドコモ。ドコモはWRISTOMOも新規のみ、しかもネット販売のみという方法を採ります。確実に新規加入(=加入者増)に繋がる、巧いやり方です。Dポもドコモのこういう意地汚さ(注:ほめ言葉です;笑)を見習えばいいのに、と思ったりしたところで、本日の一言、これにて終了です。


03/05/07
さて、この連休は、例によって、実家に帰っていました。前もちょこっと書きましたが、この実家、なんだか面白い場所にあって、ドコモ携帯とドコモPHS、Dポだけがエリアだったりします。auもエリアではありますし、家中どこでも使えますが、なぜか着信率が異常に低く、携帯電話としては役立たず、という状態。まぁ、それはいいとして、そう、ドコモPHSがエリアなんですね。で、当然@FreeDも使えます。ただ、これがまたなぜか32kエリアなんですね。割と最近エリア化された場所なのにも関わらず。どうも、ドコモのエリア展開は地方によって結構差があるみたいですね。たとえば東北では、新規エリアは可能な限り64k対応局にしようとしますが、九州では、32k対応の大セル局をメインに打ち、最近エリアになったような田舎の方は基本的に32kしか使えません。また、ホームページのエリアマップも地方により差が激しすぎ(しかもPDAからはメニューさえ表示されない・・・これはひどすぎ。かなり昔からこのままです)、九州に至っては、単に基地局を円で囲っただけのエリアマップで、なんと64kエリアの表示さえありません。お粗末というにもほどがあるわけで、いや、そう言う話を今日するわけではないので流してしまうんですが、そう言うわけで、私の実家は32k局にかかっています。また余談ですが、見通し無し2kmの位置にあるDポ局と見通し1kmの位置にあるドコモ局で、確かに近いし見通しの取れるドコモの方が家の奥まで電波は入るんですが、ちょっと位置を変えるととたんに使えなくなる、という状態、一方Dポは確かに部屋の奥では使えませんが、家全体で見ると使える面積はドコモPHSより格段に広いです、距離・見通しの差を埋め合わせてあまりあるという感じで。やっぱり、同じ500mW局でも作りが全然違うようですね。んで、32kではありながらもなんとか@FreeDを使っていたんですが、やっぱりあんな田舎でも、すでに輻輳が始まっていますね。32k指定(#3201)で接続しているにもかかわらず、10時台に10回以上ダイヤルしても繋がらないということがありました。リザルトコードは当然のように「回線ビジー」。あんな田舎で、しかも32kで輻輳が起きちゃあ、終わりです。いや、ドコモ、あんなにアホのようにTVCMしまくってて良いんでしょうか?。PHSにマイナスイメージを植え付けるためにやっているという邪推さえ信じたくなるほどです。初めてのPHSが@FreeDという人が「なんだ繋がんねーな、やっぱピッチだしな」と言っているのが目に見えるようです・・・。ドコモさん、お願いですから、何か策を打ってくれませんか?。とにかく、接続困難性が顕著になる前に、早く!!。


03/05/05
ということで長い連休も明けました。がっくし。今日当たりからぼちぼちと更新を再開してみたりする暇?人です、どうぞよろしく(いい加減にこの変なキャラネタから抜けないと・・・;汗)。
先日、NECインフロンティアのサイトを見たんですよ。いや、N401Cのファームウェアがバージョンアップされましたよ、というニュースがDポサイトに載っていたので、意味もなく見に行っただけなんですが、おもしろいことに気がつきました。「お問い合わせはこちら」みたいなところを見ると、例によってフリーダイヤルの番号が書いてあるんですが、その番号の横に、「一般電話・PHSからはこちら」と。んで、すぐしたにちょっと小さい字で一般電話の番号が書いてあって、「携帯からはこちら」と。そう、これまで、フリーダイヤルの対応というと、携帯・PHSを一緒くたにしたものしか見たことがないんですが、NECインフロンティアのサポート電話番号は、一般・PHSをフリーダイヤルに、携帯は一般番号にしているわけなんですよね。これね、私は、これまで誰もやってこなかったのが不思議でならなかったんですよ。言いたかないですが、PHSの一般電話向け電話料金は公衆電話以下です。これは携帯電話との大きな差別ポイントです。んで、言って見りゃ、ある意味公衆電話と同じ扱いのPHSを携帯と同じ扱いしか出来ないって、発想が貧弱ですよね。受信者払いのフリーダイヤル、なぜ未だに携帯に対応しないのかはもはや自明であるわけで、それは通話料金が高いから。ところが、そういうところは、公衆電話以下の料金であるPHSも一緒に未対応。NECインフロンティアのように、きちんと両者を区別して、比較的安いPHSまではフリーダイヤルで飲み込んで上げましょう、ということをやっているところは、ほかは全く見たことがありません。積極的にPHSソリューションを提供しているNECインフロンティアだからこそこういう発想ができたのだともいえますが、ほかの企業は本当に気づいてないんでしょうか。ヘンですよ。そもそもPHSなんて加入者はそれほど多くない訳で、PHS対応にしてもそれほど損失とも思われないですし、その割には「一般電話だけじゃないよ」という看板的効果もあるわけで、その一方で料金の高い携帯電話は元払いにして経費を削減する・・・実にうまいやり方だと思うんですけどね。んで特に、顧客にPHSユーザの多いNECインフロンティアはこれによる効果が大きいと思われるわけで、実際に採用されたんだと思うんですが、その他の企業で未だ携帯・PHS未対応フリーダイヤルを利用しているところでも、PHSだけ対応にしてもいいんじゃないんでしょうか。いや、ほんと、損失も小さいし看板効果も無くはないはず、というより、PHSファンにすごくもてはやされてふぇちゅいんさんとことかでさらされて皆が尊び敬い、ゆくゆくは総理大臣とかになってブロマイドなんかはもう女子高生を中心に(以下略)。


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