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03/11/13
AirH”。何があったのか。
なーんていう訳の分からない書き出しですみません、暇?人です、こんばんは(もっと意味不明)。いや、何が言いたいかというと、最近あまり気にしていなかったping値、先日、ちょっと統計を取り直してみたんですよ。統計方法は、8つの異なるホストに対して、30回のpingを5秒間隔で打ち、そのレスポンスの遅延時間の平均を取るというもの。で、その結果を見て、冒頭の感想を抱いたというわけなのです。というのが、最も平均値の良かったものが、なんと273msec。最も遅かったものでも295msecという、以前のAirH”からは想像もつかないほどの好成績(最速値はなんと250msec)。回線交換のPIAFSにも匹敵するこの遅延の小ささに、びっくりしたというわけです。前々から、AirH”はレスポンス速度が非常に遅いため、特に会話型サービスには向かないといわれていました。しかし、ping値が273msec程度なら、一般的な会話サービスならまずほとんどストレス無く使えるレベルです。これは一体どうしたことか。元々、AirH”がping値が悪かったのは、いくつも原因があります。まず、無線区間がパケット方式であること。これには二つの要因があり、一つは、下りの送信タイミングは同じチャネルを共有する他のユーザの通信状況に左右されるために遅くなることがあると言うことと、もう一つは、上りのパケットを送出するタイミングがまちまちでどうしてもPCからの送出要求からワンテンポ遅れてしまうこと。これが無線区間での遅延の大きな要因です。そして、もう一つ大きな要因は、いやでもNTT交換局を一度経由しなければならないこと。つまり、基地局→交換局→パケット網、というように、Dポのパケット網に出るためにそれだけで二回のネットワーク境越えがあると言うことが問題なのです。しかもNTTの交換機の中ではさらにいくつの障害物があるか分かったものではありません。この辺が、どうしてもレスポンス速度を上げられない原因の一つでもあるわけです。さて、これが妙に速くなった、と。まず考えられるのは、無線区間の効率化でしょうか。以前ここでもちらっと取り上げた、例の「混雑を分散するアルゴリズム」のおかげで、1局に接続するユーザ数が少なくなり、結果としてパケットの送信タイミングが改善されたという説。無くはなさそうです。おそらく、これがメインの理由でしょう。もう一つ、ちょっとあり得ないとは思いますが、まぁいつものように妄想気味に行かせていただきますと、例の交換機バイパス実験って奴を、うちの収容局で実はやっていた、という説(爆)。まぁこれは冗談とは言え、来年度から本格的に進める言われている交換機バイパス、コスト削減ばかりでなく、AirH”のレスポンスや場合によってはスループットも改善する可能性を持っているわけで、私としては大いに期待しているところなんですよね。いや、実際どんなものなのか、バイパス実験をやっている地域に行ってみたいのですが、誰か、どこでやっているのか知りませんかねぇ?(オイ)。


03/11/12
さて。今日は久々に作業の方が早めにキリがついたので、久々に早めに会社を出て家に帰ってきました。時間もあることだし、今日はストックのネタではなくリアルタイムでこの「一言」でも書こうかなぁ、何かネタがないかなぁ、とZDnetのニュースマガジンなんぞを開いてみると。
あっ。
・・・いや、いくらなんでも「あっ」の一言ではひどいですねぇ。いや、内容は、so-netのbitwarpPDAに対応したPDAの登場、というものなんですが。一応リンク先を見なくても分かるように記事を説明しておくと、そのbitwarpPDAってのは、SonyがDDIポケットの回線を借りて行うMVNOで、特定PDAからの接続については月額2000円でつなぎ放題にする、という、DDIポケットの機器認証プラットフォームを使ったサービスの第一弾となる画期的なサービスのことです。ただ、その機器認証プラットフォームを使うには、当然ながら対応機器が必要になるわけで、その対応機器第一弾が登場したというのがこの記事の要約。いや、それだけなら、何も「あっ」なんて言って固まる必要はないわけなんですよ。固まった理由が、その機種。シャープのLinux Zaurus SL-C860。これ、以前私が大声で「ほすぃ~」とのたまっていたC760の兄弟機に当たるもの。しかも、マイナーチェンジとは言えC760より機能追加がいくつかされており、その上、実売価格はC760と同程度になる予定だとか。うぁ、ほすぃ(爆)。いや別に、bitwarpPDAを使いたいから、というよりも、純粋にPDAとしてほすぃ。ただ、もし買うなら、せっかくだからbitwarpPDAを使ってみたくなるのも人情というものですよね(そうか?)。ところで、ちらほらと聞く議論に、「bitwarpPDAは安い、けれど、専用機器を買うという時点で初期投資が高くて結果としてそんなに安くないのではないか」と言うものがあります。試しに計算。まぁ、取りあえず初年度のみで計算してみると、C860が約7万円、これに月々2000円ですから、合計では9万4千円。月々に直すと約7800円です。「つなぎ放題+128」より若干安いくらい。ただ、PDAとはいえ、C860はかなりの高性能ですし、高詳細液晶画面の情報量も非常に多く、下手なノートPC並の使い勝手は十分あることを考えると、それが「通信が制限されている」と感じることはまず無いと思います。つまり、1年以上使うなら、C860の購入代金まで考えても十分オトクであると言えるわけです。ぶっちゃけ、「128つなぎ放題」を一年やる料金だけで高性能PDAが手に入る上に128kbpsのつなぎ放題回線も手にはいるわけです。これはすごい。これはオトクですヨ。にゃるほど~、それはオトクだ。じゃぁやっぱり一台所望(バキッ)。


03/11/10
一応ご報告。せっかくだからと使っていた@FreeD、週平均深夜(23時以降)接続成功率0%を達成。20時以降の接続成功率も5割以下というところです。うーん、@FreeDオンリーな人は、こんな時どうしてるんだろう・・・。謎。あと、スループット試験でも20kbps以下の記録を連続して叩き出しつつあります(モードランプは64kを示しているときです、当然)。回線交換でこんな結果を出せるとは・・・恐るべし、@FreeD。
ということで、@FreeD、もはや我が家での使用は絶望的となってまいりました。しかも、会社に持っていって使うにも、いつも使えていた場所で使えなくなりつつあります。ぶっちゃけ、ドーマントからの復帰に失敗することが非常に多く、成功しても32k、と言うことが非常に多い。どのくらいの状況かというと、大体、時間帯にもよりますが、10分ほどドーマント落ちしていたところから復帰するのに、64k/32kトライに各10回程度失敗します。まぁつまり10分ほど全く接続不能になるわけで、明らかに輻輳が原因に思われます。また静止時の安定性もかなり低く、普通に通信していても突然モードランプが点滅(フレームロスト発生:電話で言えば圏外警告音がなっている状態)し始め、5秒ほどで切断、ドーマント落ちしてしまいます。こうなると1分ほど復帰できなくなる上、復帰しようとすると例によって前述のごとく10分は復帰不可能、「ドーマントによるセッション保証」は有名無実化しています。かといって、じゃぁモバイルに使えるのかというと、まず以って全く役立たずです。たとえば、ナビなしレンタカーで遠出をしようとしたとき、HPC+ネット地図をナビ代わりに使うわけですが、行程は一般道で速度も出ないし、信号で止まっているときに使えれば良い、という程度の使い方だから、せっかくなので@FreeDを使おう、と思って出発してみると、いきなり@FreeDは「圏外」。AirH”に切り替えてみると、快適そのもの、「パケットの速度がでにくいエリア」に一度引っかかった程度で、結果一度も圏外表示を見ること無く目的地に到着できたりするわけです。私のHPC、テリオスはCFカードダブル挿しが出来るので、全行程を両方確認してみましたが、AirH”の接続不能地点は全く無し、一方@FreeDはほとんどの行程(東京23区内含む全行程の9割超!)で圏外もしくは接続不能でした。接続性の差。安定性の差。エリアの圧倒的差。@FreeD開始前から潜在的な問題として考えられていたすべての懸念が(私の目の前で)現実化してしまったのは、ある意味驚きでさえあります。まぁ、エリアは仕方ないとしても、接続性と安定性の低さはあまりにひどい。私が一番恐れていたのが、ドコモがこういった問題に真摯に取り組まず、結果@FreeDを使った人が「やっぱピッチは~」とPHSに対する偏見を強めてしまうこと、だったわけですが、まさにそのとおりの状況になりつつあるようです。しっかりしてくださいよドコモ先生、と茶化してばかりもいられない状況になってきた気がします。だからといってここで私がアンチキャンペーンを張っても、「またアンチドコモ信者が騒いでるぞ」で終わってしまうでしょう。私に出来ることは、現状を冷静に正しくモバイルユーザの皆さんに伝え、「きちんと選ぶこと」をもっと広めていくことしかないのかもしれません。


03/11/05
最近(私にしては珍しく)本当に忙しくて、もうなんか家に帰ってきてもぐったりするだけの毎日。あまりじっくりと更新をする気にもなれなかったりするのですが、まぁ、ちょっとした事件が起こってアドレナリンが出てしまったので、ちょいと一言を書く気になってます。いや、事件といっても、なんですよ、PS-C2が水没っぽい雰囲気ってだけですよ。ぐしぐし。
ということで、もうあらゆるデジタルモノサイトで語り尽くされてきたことではありますが、今日は「携帯電話を水没させたときの対処法」について。まぁ水没といってもいろいろあるわけで、雨の日に外を歩いていたらポケットから飛び出して水たまりにドボンとか、食事中にコップに飲み物を注ごうとして狙いがはずれ、隣に置いてあった電話機にザブンとか、最悪な例としてはトイレで用を足してさて流そうかと立ち上がった拍子に、その、例のブツの浮かぶ水の中にジャポンとか、いろいろあるわけです。そんなときまず何をするか。まずですね、電源を切りましょう。ただ、悠長にボタン長押しなんてやってられませんし、ボタンを押したことでいよいよまずいことになる可能性もありますから、躊躇せずに裏蓋を外してバッテリを引き抜くのが正しい対処法です。次にやることは、もちろん分解です(えぇ~!?)。いやいや、いきなり分解できるほど常に工具を持ち歩いている方は別にして、普通は分解なんてーのは出来ませんよね。仕方がないので、ぶんぶんと振り回したり、水が入った穴付近にティッシュなどを当てて叩くようにして水を絞り出しましょう。やらないよりはマシです。多分。もちろん、分解できる方はすぐに分解して、中の水分を丁寧にふき取ってしまいます。乾かすよりは拭き取る方が、基板に余計なヨゴレが残らなくていい感じです。特に、水じゃないものをこぼしてしまったときは、モノによっては致命傷になりうるので、可能なら分解するのが良いと思われます。後は、すぐに電源を入れたりせず、バッテリを外したまま静かに陰干しして乾燥させましょう。電話機の中は意外と複雑なので、乾燥には思いの外時間がかかると思ってください。たっぷり浸かり込んだ状態だと1日2日程度では乾燥しきっていない可能性もあります。また、「熱」による強制乾燥もよろしくありません。温度が上がりすぎると素子にダメージを与える可能性もありますし、熱で強制的に乾燥させるとすぐ別の場所に結露します。結果として、被害を広げるだけになる可能性があります。もちろん電子レンジはもってのほか。一瞬で昇天します。ドライヤを「冷風」にして当てておく程度なら良いかも知れません(単なる換気として)。で、いくらなんでももう大丈夫だろう、というところまで来たら、いよいよバッテリをつけ、電源を投入します。無事電源が入ればまずはオーライ。ここでまずやることは、大切なメールと電話帳のバックアップ。そこから先は、程度により、というところでしょうか。一度完全に水没してしまっているなら、念のため修理に出すのが良いでしょう。Dポでなら保証対象外の修理も2000円で済みますし。軽く水がかかった程度のものなら、ひょっとすると中にはほとんど侵入していないかも知れないので、だましだまし使えそうです。目安は、バッテリを外したところとかにくっついている「水没シール」。これが変色していたら、修理に出すのが吉。ここが変色したままだと、後々通常の保証も受けられなくなりますしね。で、上の例の、その、ブツ、えーと、ウンが付いちゃった場合ですが・・・どうしましょうねぇ(苦笑)。ぶっちゃけにおいと気持ちの問題なのですが(爆)。バッテリを抜いた状態で綺麗な水で丸洗い、もアリですけどね。


03/11/03
ということで、今日は「割引と新機種と機器認証篇」。
まずは割引の話に行って見ましょう。いきなりですが、11月1日から、A&B割というサービスが始まりました。これは、Dポと提携しているADSLプロバイダを契約すると、AirH”の基本料金(つなぎ放題、ネット25)が15%の割引になるというサービスです。これは、家ではADSLを、外出先ではAirH”を、という組み合わせで使っている人には僥倖なのではないでしょうか。で、このサービス、Dポとしての狙いどころは、やっぱりすでにADSLを家に引いているような人、こういう人にモバイルでもネットをやってみませんか、という、ある種「(AirH”に限定しない)モバイル市場の開拓」的な意味合いが強いような気がします。まずもって、すでにインターネット接続環境がある人にとっては、モバイルに多少興味があってもAirH”の基本料金はちょっと高い、そういう理由で敬遠していた人々に対して「お得感」で釣る、という戦略ですね。AirH”とADSLを両方持つと通信料金が高くなるけど、AirH”の方が15%割引になるなら、まぁ考えてみてもいいかぁ、という人も、それほど多くはなくてもそこそこ存在するものと思われます。これで年間契約割引と合わせると、いきなり30%割引、4060円でモバイル定額の回線が手に入るわけで、実際のお値段を見ても一般的な携帯電話の基本料程度ですし、私がそういうADSLユーザだったとしても、このニュースには興味を持ちそうな気がします。さて、もう一つ、割引というよりは値下げなのですが、ネット25が同じく11月分から400円値下げになります。これで、年間契約時4590円、企業ユーザなら4000円を切る値段で使えるわけです。さらに企業ユーザなら複数回線契約していることもあるわけで、こうなると例の「ネット25タイムシェアサービス」、即ちネット25の無料通信時間を同じ請求書内回線の間で共有できるサービスがついてくるわけで、今回の値下げ、基本的にかなり企業ユーザにターゲットを絞ったもののように思われます。
で、新機種の話。まず、AH-S405Cが出てきましたね。噂レベルではαDATAに対応しているだのと聞かれましたが、残念ながらその対応は無し。スペック的には、N401C、H403Cとかなり似通ったものになっています。また、例によって国際ローミングにも対応しています。このカードの利点は、何と言っても「CFカードTypeI」であるということ。最近では少なくなりましたが、TypeIスロットしか持たないPDAを持っている人には、唯一の128k対応端末となるわけです。RH2000Pから実に2年のブランクを経て、久々のTypeIということになります。デザイン的には、かなりイイですね。私好み(笑)。H403Cも良いけど、S405Cもかなりいけてます。何より軽い、で、実際の寸法は特に小さいというわけでは無いのにコンパクトな感じです。それはやっぱり外部アンテナがスマートに収まっているからそう見えるんでしょうね。ところで型番、S405Cですが、S404とかS403とかはどこに行っちゃったんでしょう(苦笑)。SII内部的には何かあったんでしょうかねぇ。で、もう一つ、えーと、CF-PCアダプタ型の無線LANカードが、H403CとDポからセット販売されるみたいですね。まぁデュアル端末作る時間が無かったので間に合わせのような感じですが(苦笑)。
最後に、機器認証プラットフォーム。これ、Dポのネットワークの機能として、端末機器の認証を行い、その情報を使ったサービスを行える、というネットワーク機能。もちろん、端末機器側も機器認証情報に対応したものではなければなりませんが、これを使うことでアクセスしている端末機器をピンポイントで特定できる、非常にセキュアなネットワーク環境が得られます。これは取りあえずMVNOに対して開放するとのことで、すでにMVNO各社ではこれを使ったサービスを検討しているようです。一番単純なアプリケーションとしては、PDAなどの携帯端末からのデータ通信料は一般PCからよりも少なくなることを利用して、PDA限定サービスを安価に提供する、なんていうのがすでに話として出てきています。これは元々、「帯域当りいくら」で貸りているMVNOだから出来たサービスカテゴリとも言えますね。この機能で、最低限の帯域を借り受けるだけでも十分MVNOとして成り立つ可能性が増すわけで、今後、MVNOの参入が増えたり、既存MVNOのサービスが多岐に広がっていくきっかけとなりそうです。Dポにとっても、MVNO増で資源利用効率が上がるわけで、そういったメリットがあるからこそ、MVNO向け限定で出してきたのでしょうね。ちなみに、このプラットフォームをDポ自身が使って何かサービスを行うか、というと、現状は「無い」と断定していますし、今後も出てくることは考えにくいですね。やるとなるとどうしても端末機器の開発が必要になりますし、それをDポが展開することにそれほどメリットはなさそうです。ただ、AirH”INに何かの付加価値を付ける、みたいなサービスの可能性はありそうですね。
ということで、長き(?)にわたって展開してきた「Dポ展望シリーズ」、取りあえず本日で一段落とします。何にしても、今後が楽しみな発表もあり、この先1年ほどはDポから目が離せなくなりそうです。


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