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04/11/30
さて、掲示板にもニュースを貼り付けてもらったし、もうそれこそいろんなニュースサイトで紹介されている話なのでリンクもなしに話を始めちゃいますが、800MHz帯の再編の話。この再編、何を目的にしたものかって言うと、今いろんな事業者のいろんな帯域がごっちゃになり、特に諸外国と上り・下りが逆になっているため、例えば九州西部では韓国からの干渉で品質低下する場合もあるなど様々な問題があるため、よし、ここは一つ800帯を使う事業者にも協力をお願いして整理して綺麗にしちゃうぞ、と言うお話なわけです。と言うことで、とりあえずこれから再編を行うわけですが、現状利用中の帯域をいきなり「はーい、今までここはドコモの下りチャネルでしたが、明日からauの上り帯域になりまーす」なんてやるわけには行きませんから、ちょっとずつ帯域をずらしては割り当てなおし、と言うのを気長にやっていくしかないわけです。ドコモの担当者もどこかで語っていましたが、まさに壮大なパズルゲーム。まずはこの帯域の分を1.5G帯に追い出してそこをこっちに割り当て、こっちを追い出してあっちにやり、避難させといたあっちをこっちに戻し・・・なんて言う気長な作業が待ち受けています。そこでドコモは、この際だから800帯を全く使わなくて済むようなやり方をしちゃおう、すなわちPDCを全部停めちゃおう、と考えたわけです。で、FOMAを800帯と2G帯のマルチバンドにして、基本的に800を使いたいけど再編に当たって移動機交換無しですぐに2Gに避難できるように、と言うようなことを考えていたりします。実はFOMAの今冬モデルは800帯対応する予定だったと言う話もあったりなかったり。一方auは、すでにマルチバンド化は着々と進んでいて、必要に応じていつでも2G帯に逃げ出せる準備は整えつつあるようです。と言うように、800帯を使う事業者二社による全面的な協力で800帯再編はつつがなく進むかと思いきや・・・そう、その昔、ADSLの標準規格策定で見当違いの難癖をつけて大暴れし結局その規格自体も短命に終わってあの騒動はなんだったんでしょ、と言われた、某ADSL回線事業大手の某先生が、またも見当違いのことを言って大暴れし始めたようです。と言うのが、要は「大手二社が800帯を独占するのはおかしい、再編して大手二社が出て行くって言うならうちに割り当てろ」と言う主張。いやね、前半は確かに間違っているとは言いませんよ、電波は公共の資源ですから、まぁ、必要な人に均等に分け与えてしかるべきでしょう。でもね、後半。出て行くなら割り当てろとはこれいかに。800帯の再編に当たって、ドコモもauも莫大な負担を負って協力するわけですよ。莫大な投資をして800帯をがんばって空けて、それで再編がようやく成るわけです。他人に莫大な負担を負わせ帯域を空けさせ、それですっかり綺麗になったら労せずに帯域だけを奪おう、とは、聞いてあきれます。また、そもそも800帯はただでさえ逼迫している帯域。ドコモ・auともに(auは多少余裕があるとも聞きますが)、止むに止まれずマルチバンド対応移動機を作ってしのいでいる状態なのに、某先生は「マルチバンドは有利だ、我々もマルチバンドをやるのが公平だから、我々にも800帯と1.7G帯両方よこせ」と、お前は小学生か、と言いたくなるような屁理屈でゴネています。限りある資源の中で膨大な加入者を捌き、それでもあぶれる分を仕方無しにマルチバンド化でしのぎ、その上帯域再編のために莫大な投資をしつつも膨大な加入者の通信環境を守らなければならない義務を負う既存事業者と、単に帯域を贅沢に使いたいからと言うだけの理由で、しかもうちがサービスインすれば他社のユーザは減るからダイジョーブ、なんていう子供じみた理屈で他社の帯域を奪おうとする某氏。大体、某氏以外は、新たな割り当てを待つ新規参入予定事業者でさえ、某氏の暴れっぷりを冷めた目で見ているようで、各社一貫して「再編と再割り当ては別問題、再編が完了してから再割り当ては論じなおすべきだ」と言う意見をもっているようで、ますます某氏の頭の弱さが露呈している感があります。実はFOMAの今冬モデルが800対応しなかった理由も某氏が急にゴネ始めたからだ、何てこともまことしやかに語られています。で、この問題、どうなるでしょうね。これまでの某氏のやり方から言えば、今度は、委員会に自分にとって都合のいい識者を金の力でねじ込み、不利な発言をした委員個人を営業妨害で訴えて莫大な損害賠償をふっかけ身を引かせる、と言うのが一番ありうるシナリオでしょうかね(毒笑)。まぁこれに関しては、某氏の独り善がりで腐った「公平と正義」がまかり通らぬよう、DポのライバルとはいえドコモさんにもKDDIさんにも何とかがんばってほしいものです。


04/11/29
一ヶ月以上HDDの肥やしになっていたネタですが、取りあえず今のうちに公開↓
9月8日の一言でちょこっと突っ込みいれちゃった、鷹山の留守番電話サービス。なんか、先日になってやっぱやめるのやめたと言い出したみたいですね。なんか、実際に受付終了までしちゃってたわけで、どう考えても企業戦略として「留守電サービスはやめる」と決めていたはずのものを、あっさり翻しちゃった、と見えます。なんて言うんでしょうね、こう言うのを「フットワークが軽い」と誉めることも出来ますが、「腰が据わってない」「浮き足立っている」と評することも可能なんですよねぇ。正直、ね、経営側の人間がなーんも考えてないんじゃなかろうか、と。そう思われて仕方がないんですよ。前にも突っ込みいれましたが、VSフォンに留守電サービスがつくかどうか、ってのは、戦略上結構重要な位置にあったはずなんですよ、なぜなら当初からNTT固定電話との比較で留守番電話サービスを挙げていたわけですから。つまりは「カタログスペックの一つ」だったわけです。うちの会社だけかもしれませんが、「カタログ(スペック)を変える」ってのは、とても大きな企業決断です。戦略会議モノです。なぜならカタログを変えることで、マーケティングをやり直し、販売目標/予想もたて直し、営業方針も変更する必要があるからです。他の会社ではそこまで重くないのかもしれませんが、それにしても、機能一つで販売予想が大きく食い違い得るのは事実で、そんな重大な決断であるはずの付加機能の有り・無しをホイホイと変えるようでは、私にとっては「浮き足立っている」ようにしか見えないわけです。もちろんこんなこと書くと必ず「たかが留守電サービスじゃん、なにムキになってんの」と突っ込みが来るだろうと予想はしています(と言いつつ予防線)。でも、私が言っているのは、機能の大小じゃないんですよ。どんな小さな機能、販売予想が10円しか変わらないような機能だって、その決定はそれ以前に十分吟味されているはずだってことなんです。それが、完全に決定した(鷹山で言うなら留守電サービスの受付を終了した)後になって、どうも評判悪いみたいだからやっぱやーめた、って、なんか、最初の機能削減の段階で全然吟味してなかったんじゃないかと、そう感じてしまうんですよね。間に状況の変化があったか、といえば、(関係しそうな)通信市場にそんな大きな動きは見当たらないし、もしあったとしたら内部要因、つまり、思ったよりお金かけられそう、とか、思ったほど維持費かからないみたい、とかが判明したってことですが、内部要因ならそれはそれでそう言う部分を先に見通せない「詰めの甘さ」はやっぱり感じてしまいます。と言うことで、鷹山をまたしてもボロクソに言ってしまいましたが、うーん、正直、やるならちゃんとやってよ、ってのが、心からの声です。VSフォン開始時のドタバタもあるし、はっきり言って「PHSのイメージダウン」につながるようなことばかりやってくれるわけですよ。困ったものです。でもとりあえずVSフォンはある意味PHSのコンセプトの一つとしてとても重要な位置付けのサービスだと思うので、いろいろ発展させてほしいとは思っているんですけどね。でわ!


04/11/26
DDIポケット、マイクロセルの強みを語ると言う感じで。まぁ、このことはずーっと前からPHSの利点であったわけで、安くて高品質な音声通話がサービスイン当初から提供されてきたことも、完全定額データ通信AirH”が今から考えれば驚くほど早い時期にスタートしたことも、すべてはこのマイクロセルのおかげであったわけです。で、特に記事の「勉強会」では、あるエリア内で同時に通信するユーザ数のことを考えると結果としてはPHSの方が3G各方式よりも高速で通信可能である、と言う宣伝を実測データ付きで紹介していることが興味深いですね。そもそも、当サイトでも古くからPHSの「バルクの」周波数利用効率の高さは開始当初から3Gを超えており、価格差がなければスループットで、そうでなければ圧倒的な価格差で3Gに差を付けることが出来るはずである、と言うスタンスを取っていましたが、まさにそれを実証した感があります。何度か触れてきた、「CDMA系の泣き所はある一定エリア内での最大スループットにどうしても限りがある(簡単には上げられない)ところである」と言う私の持論を見事に証明してくれたような、気持ちのいい「勉強会」です。とまぁ、そういう技術的な部分については語りたいことは山ほどあるのですが、それよりも、何というか、こういう携帯電話陣営に真っ向から喧嘩を売るようなパフォーマンスを始めたことが、面白いですね。どうも今までの宣伝戦略は、「この方式でコストが抑えられる」とか「この方法で品質が上がる」とか言う、内向きで控えめなもの、何というか、「外に向かって競争している」という感じではなく「こうやって生き残りたい」見たいな引きこもり系の宣伝ばかりだったわけですが、それがもう、完全に外を向いていますからね。「この強みで、3Gに、勝つ!」みたいな。これに限らず最近はこういう方向性の強気な発表が多いように見られます。これは、ファンとしては実に心強いと言うか、お、ようやく腰を上げたか、と言う感じがします。これに関しては、まぁ断定するとそれはそれでいろんな誤解を含んでしまいますが、やっぱりKDDIから独立し外資が入ったことが大きく影響しているのではないでしょうか。独立してまだわずか二ヶ月。技術や商品の開発と言う面では恩恵が現れるほどの時間ではありませんが、それでも、経営陣の舵取りや宣伝戦略だったら、そろそろ資本構成が変わった成果が出てきてもいい頃です。と言うことで、いよいよ「ウィルコム」のスタートに向けて、徐々に変わり始めたかなぁと言う気がする今日の一言でした。


04/11/24
もう、メールの返答とか遅れまくってます。本当に申し訳ありませんです。10月の日付の未返答メールが残ってたりします。遅くても無視してるわけではないので許してくださいませ。仕事方面がちょっとゴタゴタしてて、家に帰ってからいろいろするのがすっごく面倒というか、まぁそういうわけです(と言いつつこういう一言を仕事の合間に書いてたりはするんですが;自爆)。
と言うことで、メールで返答出来る分はともかく、匿名で頂いた質問とかで時期を逃しちゃマズイものはやっぱり先に、と言うことで、今日の一言は、先日のダイバシティの話のフォローアップ。まず、何か全然注意してなかったんですが、送信ダイバシティの話、全く説明が抜け落ちてましたね。送信ダイバシティを行うのが基地局だって言うこと。基地局のいくつかの受信アンテナで受信し、最も良い状態のアンテナを次のスロットの送信に使う、ってのが、送信ダイバシティです。端末(移動機)側は全く関係ない話だったりしますので、誤解無きように、と言うことで。後、もう一つ、「時速60kmで送信ダイバシティの効果が0になってしまうと言うのなら、さらにその倍の速度で走れば一周して効果が復活するのでは?」と言う疑問を頂きました。つまり、電波の山と谷がちょうど一周すれば、再び山と山がぶつかり合って、効果が出るようになるのではないかということのようです。これについては、やっぱり説明不足だったことは否めませんが、えーと、高速フェージングというのは、周期性がありません。完全にランダムな現象です。つまり、時速60kmで効果が無くなる、というのは、「統計学的な現象」と言うことになります。受信から送信のタイミング、2.5msという時間間隔で、「受信時に山に当たっていたとしても送信状態が山に当たっているか谷に当たっているか分からなくなっちゃっている状態」、と言えば分かるでしょうか。こういうことを、「送信時の状態と受信時の状態の『相関』(一つの出来事がもう一つの出来事にどれだけ関連があるか・影響を与えているか)が小さくなっている」と言います。送信ダイバシティが効くかどうかはこの「相関」の大きさに依る、と言えます。つまり、遅い速度でなら、受信時の状態と送信時の状態の間の「相関」が大きいので送信ダイバシティが効くのですが、速度が速くなるとその「相関」が限りなく小さくなっていく、と言うことです。つまり、さらに速度を早くして倍の速度にすれば一周する、と言うことではなく、倍の速度になればさらに「相関」は低くなっていきます。これがランダムな現象の特徴です。と言うことで、残念ながら、送信ダイバシティには先の文で述べたとおりの限界があり、やはり移動機側での受信ダイバシティは必須である、と私は考えるわけです。ちなみに、受信ダイバシティを行う際の複数のアンテナ(ブランチ)の間の「相関」は低ければ低いほど良いんですよねぇ、ややこしいことに(苦笑)。と言うことで、まぁ、ご希望があれば時間のあるときに特設コーナーでも設けてゆっくり解説したいと思います(と言うネタが一体いくつたまっていることやら・・・トホホ)。


04/11/17
そういうわけで、もう少し早くに始めるのではと予想されていたボーダフォンのパケット定額サービスが、ようやくリリースされました。そのサービス内容を見るところ、ほぼドコモのサービスと同等です。つまり、単体で持てば大体1万円強が最低ラインと言うところ。しかし、ボーダフォンお得意の強力な割引、特に家族割引副回線(50%OFF)にもそのまま適用可能であるおかげで、そのラインは7千円程度にまで下げられます。これは、おおよそauの最低ラインと同レベル。と言うことで、ようやく主要携帯電話各社のパケット定額サービスが出そろったわけですが、まぁ、最低ラインでも結構なお値段ですから、いくら「まにや」な私とは言え、各社パケット定額サービスをサンプリングしてみようとは、さすがにいけないですねぇ。ちなみに、身近に最近FOMAを持ち始めた人がいるのですが、そういう人でも「定額はちょっと・・・」と言う反応。値段が高すぎる、ってのと、そこまでして使う目的がない、ってのがあるようです。動画メールをバリバリ送ったり、高音質音楽や動画コンテンツ、アプリをバリバリダウンロードして遊んだり、ってなことでもないと、確かにあまり使い道は無いのかも知れません。じゃぁそういう大容量コンテンツ目的なら、と言うと、まぁ大体多機能の機械(携帯とか)を買って遊んだことのある人なら分かると思いますが、そういう機能で遊ぶのは物珍しい最初の頃だけ、結局だんだんと使わなくなってしまうものです。動画をいちいちダウンロードして手の中で見るよりはTV見たりDVDレンタルして見てたりした方がよほどマシですし、ゲームにしても電車などで移動中の暇つぶし程度、時間のかかる本格的なゲームとかになると家でプレステでもやってた方がマシ、なんて流れになるわけです。じゃぁやっぱりパケット定額なんてーものは不要なのか、と言うと、それはそれでまた違うとも思うんですよね。結局、IP接続して何が一番重要か、っていうと、やっぱりインターネットに接続されていると言う点なんです。インターネットにおける情報の量と可検索性は、他に代替するものがありません。つまり、外出中などに「そのときに必要な情報」をインターネットやデータベースなどから引っ張り出せること、これが重要なんですよね。そう、そうなると、定額を必要とするほどの、と考えるとやっぱり行き着く先は強力なブラウザ、つまり「フルブラウザ」。と言うことで、この点で言えば、ブラウザアプリを禁止しているボーダフォンはまだまだ「一歩遅れている」と言う感は否めないわけです。まぁ、そのうちフルブラウザなんて標準になるでしょうけどね。と言うことで本日はようやく携帯各社そろったパケット定額についてでした。・・・え?ツーカー?・・・


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