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05/03/15
やべぇ。音声定額開始ですよ。5月から。いや、ITXの音声対応を進めているなんていう話も聞いてましたし、社長があちこちで音声の定額も視野に、なんて言いかたをしていたので、そのうちに始まるかも知れないなぁとは思っていましたが、大きく裏切られました。まずは「時期」。こんなに早く始めるとは、というのが率直な印象。確かに、今年の初めのほうのこの「一言」では、とにかく早く、できれば今年中にサービスインを、とは言いましたが、5月ですよ。検討を始めてからほとんどたってないはずなのに。あと、ITXの導入についても、確か、2005年度中に主要都市で、2006年度中に全体の80%をカバー、というスケジュールだったはずで、今年5月の時点ではほとんど導入は進んでいないはずなんですよ。せいぜい、すでに導入が済んでいる(はずの)東京中心のいくつか程度しか入ってないはず。なのに定額をこれだけ前倒しするということは、よほど戦略的に見込みがあったということかなぁという気がします。ただ、やっぱり、いくら最も利用者の多い東京にはすでに入っている(らしい)とはいえ、それ以外の地域ではきっちりアクセスチャージは発生するわけで、ITXの導入を前倒ししても半年~1年は赤字ひっかぶる覚悟なんだろうなぁ、というのは否定できません。さてもう一つ裏切られた点は、値段。私個人的には、オプション料金で+4000円、つまり、標準コースと合わせて6000円程度で音声定額になるだろうな、と思っていたんですが、なんと2900円の基本料のみで完全定額。標準コース2700円の立場が完全に消えちゃってます。この料金設定に対しては、私個人的には「ほんとに大丈夫か?」という部分もあります。確かに、交換機に入る前にIP網に流し込んじゃう必殺装置ITXのおかげでアクセスチャージは事実上0にできる、というのはわかるんですが、一方、無線資源の保護(つまり品質の維持)という面で見たとき、いくら多トラフィックに強いPHSとはいえ、この値段ではかなり厳しいのではないかなぁ、という気がします。さらにさらに無線資源だけの問題ではなく、IPバックボーンについても、この料金で話し放題となったときに出てくるとんでもないトラフィックをさばけるようなものが本当に確保できるんだろうか、というのも疑問。専業のIP電話業者でさえ、事業者加入者間定額でアクセス線込みでこの価格帯以下のものはほとんど見当たりません。IP電話についてはある意味素人のポケットが、しかもアクセス線が無線であるというハンデまで背負って、アクセス線込みで考えるとIP電話業界最低レベルでの加入者間定額をサービスするということには、私としてはちょっと危険な香りを感じているのも事実です。ただ、IP網逼迫の最悪の場合は従来どおりのISDN網に流し込むという荒業も使えるわけで(当然その分は赤字覚悟ということになりますが)、ポケットとしては多少の赤字は折込んでISDN迂回路を使いつつ利用状況に合わせてIP網を増強していく、と言う形になるのでしょうね。正直、来年度、再来年度あたりまでは、この辺のアクセスチャージ+IP網への投資で赤字決算になっちゃうんじゃないかなぁ、と思ったりします。そのくらい、財務へのインパクトが大きいですよ、この料金での定額は。まぁ、えらい経営者の方々が考えたことですから、それでも将来的には手遅れにならないうちに黒字転換すると見越しているんでしょうが、私個人としては「いやぁ、まだちょっと早すぎ、ついでに安すぎ、じゃないの?」と言うのが正直な気持ち(←早くしろと言っておきながら;自爆)。技術的・コスト的なハードルはすでに越えているので確かに技術系ファン的には安心できる部分もありますが、ユーザ急増に網整備が追いつくかと言う「時間的ハードル」を越えられるかどうかが今後の課題と言えそうです。と言うことでこの話はさらに続いたりします。でわ!。


05/03/13
そういえば取り上げるのを忘れていましたが、鷹山がWiMAX準拠方式で広域モバイルアクセスサービスをはじめますよ、と言い始めています。ただ始めるというだけならそりゃおめでとう、で終わりなのですが、鷹山の目論見は、PHSをそのままリプレースしようと考えているのでちょっと話がややこしくなります。つまり、現存するPHS基地局を全部WiMAX基地局に置き換え、バックボーンを光網に引きなおすことで広域サービスを実現する、と言っているわけです。さて、ところでこのWiMAXというのはいったい何、という話ですが、誤解を恐れずに言うならば無線LANの親分みたいなものです。もともと無線LANは小さな屋内スポットエリアで展開することを前提とされたもので、屋外での利用には向かないものでしたが、それを屋外でも使えるようにしたものと考えれば間違いはないでしょう。理論上は半径50kmで70Mbpsのスループット、なんて言われていますから、大したものです。これを、従来のPHS基地局と置き換えていく、なんてことを言っているわけですが、まず、果たしてそれが可能か、という問題があります。WiMAXは、基本的には非常に広いセルエリアを持ち、かつ、当然ながらお互いに干渉する可能性があります。なので、セル設計はどちらかというとマクロセルの携帯電話に近いものになるはずです。しかし、鷹山の持つPHS網は、マクロセルどころか、マイクロセル、というよりは、ストリートセル方式。路上に設置された小型基地局で見通し内をオーバーラップさせながら路面伝いにカバーするという方法です。これが、「人口密度の低い地域でのラストワンマイル代替手段のひとつ」として作られたWiMAXと相容れるかどうか、というのが一番の疑問点です。技術的詳細は私もよく知りませんが、少なくとも、WiMAXという方式は、高い位置に広範囲をカバーするアンテナをごく少数(1基?)掲げて、それにより広範囲にブロードバンド通信を提供する、というものであると考えられます。これを、非常に狭いエリアでしかも非常に煩雑にオーバーラップし合いながらエリア展開しているPHSのインフラでそのまま利用可能とするようなものにカスタマイズするノウハウを鷹山が持っているか?が一番の技術的焦点となります。また、料金としても鷹山は月3000円程度を目標にしているとしていますが、果たしてそれでまともな品質を維持してサービスできるのかという問題もあります。小セル化すれば数が増え維持費がかさむばかりでなく不感地帯も増え、大セルでは安すぎる値段では同時接続数が増えると無線帯域が足りなくなります。各種無線LANスポットサービスが安価に提供されているのは、それが非常に収容人数の限られたスポットサービスであり、かつスポット同士が完全に独立しているという事情がそれを許しているだけで、それを広域に広げただけの技術だから同様に安価に提供できる、としてしまうのにはまだちょっと無理がある気がします。また何より、鷹山がWiMAXに利用するとしている5.5GHz帯は国内では船舶レーダーなどで使われていて、これが通信向けに開放される見通しが全くない状況であるという問題もあります。このように問題山積でありつつも、鷹山は今年内には加入受け付け&サービス開始までこぎつけたいと言っているようですが、またまたこれがいつもの大風呂敷に終わってしまうんじゃないかなぁ・・・なんて思う今日この頃だったりします。それでは~。


05/03/10
随分前にネタにしたかも知れませんが、一部地域では救急車の連絡手段としてPHSを使っているという話。これにどのような理由があるのかは分かりませんが、たまたまその救急車を出している元が医療機器などへの影響を考慮して少しでも電波の弱いPHSを使っていただけという事も考えられますが、そうはいっても、やはりそこだけの例外的なものとして考えの外においてしまうのもちょっとどうかなぁと思う訳です。って、何の話かというとですね、いや、救急車って、普通は窓がなくしかも高速移動するじゃないですか。いくらPHSがエリアも充実し高速移動に強くなったとは言え、やはり苦手なシチュエーションであることは確かです。これに限らず、移動中の車内から安価なPHSで音声やデータを安定して使いたいという要求は必ずある訳です。そういった時に、前にもいった端末での受信ダイバシティをぜひ、ってのに加えて、要は外部アンテナ端子を標準にしてはどうでしょう、という話なんですよ。PHS規格上は既に許可され、実際AH-N401Cなどでは実現している外部アンテナ端子、これが音声端末にも実装されれば、車の屋根の上にアンテナを立ててケーブルをのばし、車内でも安定通信、と言うことになると思うわけですよね。ついでに、ポケットが音頭をとって端子を共通化すれば、それなりにサードパーティから対応アンテナも商品化されると思うんですよね。Skynetさんとか(爆)。何より、他社携帯電話向けには車載用アンテナはいくつも実用化され(たまに二本ぴこっと10cmくらいのアンテナ立ててる車、見ますよね)、車内の通話品質改善という面では環境が整っている訳で、ただでさえエリアに差がある上に車内という通信上よくない環境ではその差がさらに広がる訳で、やっぱりいろんな層に訴求して行くならこういう小さな部分から埋めて行く必要は絶対あると思うんですよ。音声定額でも始めて法人音声需要をねらって行くなら、やっぱり常に車に乗って動き回っているような人々の顧客満足もそれなりに追求して行くべきだと思ったりする訳で、この辺、ぜひとも考えてほしいところです。というところで本日はこの辺で。


05/03/08
相変わらず更新空き気味ですが、生活環境が変わってしまったためなかなか更新する時間がとれないです、済みません。
と言うことで、今日はネタに困ったときにはコレ、TCAで一言。と言うことで先月末の携帯PHSの加入者数についてなのですが、まずは携帯電話。新機種攻勢をかけたドコモが再び盛り返して、auにそこそこの差を付けてトップですね。auの方は、目新しいものは出尽くしてちょっと息切れしたかな?と言う感じ。とはいえ、純増数としては立派なものです。また、ドコモはついにWCDMAが1000万契約を超え、ようやく3Gが本格化したかなぁと言うところです。ん、この1000万に私も入ってるのか(爆)。ただ、FOMAは相変わらず田舎では全く使えず(圏外)、場所によってはPHS以下と言う状況、それでもこれだけFOMAにみんな移っているのは、やっぱりauが当初採用した「こっそり作戦」、つまり、それが新しいネットワークなんだってことを隠しながら展開したことが功を奏していますね。なんと言っても、FOMAが伸び始めたのは、MOVAと同じ3桁型番を採用して、一件MOVAの延長上のサービスのように見える状況が整ってからですから、やっぱりイメージの問題は大きいようです。さて、問題と言えばボーダフォン。今月も先月に引き続いて大きくマイナスです。全加入者数から見た比で見れば大した数では無いかも知れませんが、マイナスが続くという状況は余りよろしくありません。まぁぶっちゃけ、ボーダフォンはドコモやauに比べるといまいち魅力に欠けます。正直、写メールで躍進したときからこういう状況になることはある程度見えてはいましたが、やっぱり端末指向に偏りすぎたきらいはありますね。いくら端末で魅力的なものを出しても、結局端末なんてのは所詮は金属とプラスチックのカタマリですから簡単に真似できます。そうなると、端末そのものにキャリアとしての魅力を置いてしまうとあっという間にその差別化ポイントが埋まってしまうわけです。と言うことで、まぁ最近はメール放題なーんつって詐欺スレスレのCMを打ってサービス面のアピールをがんばっているようですが、どうなることでしょうかね。ツーカーは、今月は再び減少に転じました。ヒット作「S」の御利益もそろそろおしまいでしょうか。こちらも、やっぱりサービス面で訴えるものが、シンプルプランシリーズ以来ほとんど出てきていないのが、痛いと言う気がします。PHSは、正直ポケットについてしか語ることが無くなってきていますが、ポケットは取りあえず増加。東京地区で特に増えていることを見ると、社名変更に伴うプロモーションで、都内法人中心に積極的に売り込みをかけたのかなぁ、と言う気がします。それ以外の地域はほとんど減るか増減無し程度ですしね。正直、PROで大きく増やす、と言うことは無いだろうと私は思っています。従来の4xで不満のある人が変えたくらいで、PROが出たからと新規で買う人はほとんどいないでしょう、値段が値段ですし。ドコモPHSですが、今月はいつも通り、ただ、来月は、ドコモPHS撤退発表を受けての大きな動きがあることが予想されます。注目は来月ですね。あと、不確定とはいえ、ポケットの音声定額についてのニュースも、ポケットの加入者とドコモPHSの加入者に多少は影響を与える可能性もありそうです。と言ったところで今月のTCAで一言はおしまい。それでは~。


05/03/03
さて半月近くも空けてしまいました。何をしてたかって言うと、実は、引っ越ししてました。えぇ、またですよ。と言うことで、予告無しで引っ越し進行に入ってしまったので、なんかサボっちゃった感じになっちゃいましたが、そう言うわけでしたのでどうぞご容赦を。
さて、この間に出てきた大きなニュースと言えば、やっぱりアレですね。ドコモ、PHSから撤退です。まずは4月いっぱいでPHSの新規受付を終了し、この先2~3年でPHSのサービスそのものをやめてしまう予定のようです。と言うことで、先日の先走り報道からわずか数日で結局あっという間に正式発表となってしまったわけですが、いやぁ、本当にやめちゃうんですね。いくら他セグメントで莫大な黒字が出ているからとはいえ、やはり毎年中堅企業が一社消える程の赤字を出し続けることは、株主に対しても社会的にも許容出来るものではないと判断したのでしょう。で、なぜこれだけの赤字を出し続けていたのかと言うことについてですが、実はちょっと聞いた話ではあるのですが、ドコモPHSの網は、根本的に独自網化が出来ない構造で、コスト削減がしにくい作りになっていたようなんです。同じNTT依存網でも、ポケットとドコモとでは、ネットワークの作りが違うため、ポケットは割と簡単にデータを独自網に流し込んで処理できていたのに対して、ドコモはそのために無駄なコストが発生していて、結局コスト削減が出来ていなかったっぽいんですよね。つまり、p-p@c開始の時からお題目のように「交換局から先を独自IP網に引き込むことでコストを削減し、準/定額を実現する」と言っていたのは、実は大嘘だった、と言うことです。いや、撤退って言い始めたのであえてばらしちゃいますが(苦笑)。つまり、はっきり言えば、@FreeDはやっぱり赤字にしかなり得ない定額サービスだったって言うことです。いやもちろん、個々の利用者の平均的な利用状況や最終的な加入者数をものすごく甘く見積もることで黒字になるような試算をすることは可能ですが、まぁ結果はごらんの通り、最後の最後まで、何百億と言う莫大な赤字を計上することになってしまいました。結局、鷹山と同じ、ただ譲り受けるだけ譲り受けて、何もせず悪くなるに任せて放置し、最後に潰すだけ。これは、余り言いたくはありませんがアステル・パーソナルのPHS網があまりにお粗末で拡張どころかメンテする気にさえなれないようなシロモノだったことが原因であることは否めませんが、入手する前にそこまでなぜ見ていなかったのか、とも思われます。ドコモではなく、NTT東西に譲られていればもっとずっとPHSの特徴を活かしたサービスをしてくれていたのではないかなぁ、なんて思ったりします。なまじ安いだけに、適当に扱われて捨てられるだけのPHSネットワーク。主力サービスの補間の為だけに自縛霊のように現世に縛り付けられていた哀れなPHS網もようやく成仏出来ることになりそうです(と言う感情しか湧いてきません;苦笑)。そして、いよいよ、本当に価値のある網だけが残ることになります。PHSが様々な場面で真価を発揮し始めるのはまさにここからといえるでしょう。報道と同じ日、ポケットが出した広告「PHSはウィルコムにお任せ下さい」の言葉。ドコモPHSが消えても、ポケットがある。唯一故に最高のPHSが、これからポケットにより実現されることを夢見つつ、本日にはこれにて。


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