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05/09/26
さて、ドコモPHS解約クーポン(ドコモPHS解約と同時にドコモ携帯電話を申し込むと1万円または2万円電話機価格を割引)の期限がいよいよ9月末と迫ってきていますが、実際のところ、FOMAへの乗り換えは進んでいるんでしょうか。なんだかんだ言って、ドコモPHS利用者の大半がデータ通信利用で、しかもそのうちのかなりの割合が@FreeDであると考えられるわけで、64kと比較的低速とはいえ「完全定額」というFOMAには絶対に無いメリットがあった以上、FOMAへの乗り換えメリットはほとんど無いと言えるでしょうから、乗り換えはそれほどスムーズに進んではいないんじゃないかなぁ、という気がします。一方、ファミリー割引狙いで持っていた人なんて人、こういう人も、ファミリー割引によるメリットが残っている限りは使い倒すことになるでしょうね。あとは、なんとなく持っていた人とか、利用頻度の比較的低いデータ通信用途、音声電話として持っていた人の一部が、クーポンに引かれてFOMAに乗り換えたかなぁ、という程度な気がします。なんつったって、撤退を発表して、ユーザにダイレクトメールをいっせいに送りつけて半年も経つのにいまだ100万以上のユーザが残っている、ということが、乗換えが進んでいないことを示しています。しかし、これはとりもなおさず、同じ定額でありながら@FreeDからAIR-EDGEへの乗り換えもほとんど進んでないということでもあります。それには様々理由があるでしょうが、例えば一部は、AIR-EDGE 1x利用経験者で、1xパケットの遅さと64kPIAFSの快適さ、これを知っていて同じ値段で64kが使えるうちは使い倒そう、という人。まぁ、そこそこいるでしょう。でも、もっと多いと思うのが、単純にカタログスペックで見劣りする32kへのスペックダウンを嫌がる人、です。これはね、AIR-EDGEが思い切った値下げをするか、同じ料金での大幅なスペックアップが無い限りそのままですよ、ホント。確かに、8PSKの導入が今年中かもなんて噂されているわけで、32kから48kへとスペックアップすることはするんでしょうが、じゃぁ、64kで4880円の人に、5800円で48kの方に乗り換えない?って言え・・・ませんよね、普通。ほんともう。って、また愚痴っぽくなってきましたが、それはそれとして、一方のドコモPHSは今後どうするんでしょうね。2年後くらいを目処にサービス停止、なんて言ってた様な言ってなかった様な気がしますが、今のままじゃ、サービス停止のそのときまで、結構な数のユーザが残っちゃう気がするんですよね。いや、無理やり基地局どんどん停めちゃって、全然使い物にならなくしちゃってやめさせちゃう、って言う荒業もなきにしもあらずですが、それではユーザに不便を強いるしドコモのブランドも傷つきます。というときには、先人の知恵を借りればいいのです。つまり、アステルPHSが停波の時にどうやってきたかを見るわけです。一番多かったのが、ウィルコムPHSへの乗換えを積極的に進めて、停波、というもの。もちろん、ドコモがライバルに成長しつつあるウィルコムへの乗換えを積極的に勧めるかという問題もありますし、ウィルコムによる乗り換えキャンペーンでも移らなかった層、こういう人たちはスペックダウンを嫌がって乗り換えなかった人たちでしょうあkら、そういう人に乗換えをさせるのはかなり難しいでしょう。ですが、とりあえずこれが一番現実的です。そして次が、鷹山方式、無理くり携帯電話への乗換えを勧めちゃう、って言う方式。鷹算はボーダフォンでしたが、まぁ、ドコモは自前の携帯事業を持っていますから、そこへの乗換えをさらにプッシュすればいいでしょう。ただ、やっぱり定額利用ユーザにはあまり受けがよろしくないでしょうけど。で、最後に残ったのが、アステル沖縄方式、つまり、ウィルコムへの事業譲渡です。えぇ~、それはありえないよぅ、という気もしますが、一方、いやまてよ、赤字のネットワークごとウィルコムに押し付けちゃえるしその後トラブルになってもドコモのブランドも傷つかないし、でドコモに取っちゃいいこと尽くめじゃん、なんて思いついちゃったりもします。まぁ逆に言えば、ウィルコムは(いくら100万単位のユーザを得ることが出来るとはいえ)すごく嫌がるんじゃないでしょうかね。アステル沖縄方式で行くとするなら、いくつかのプランを除いて旧プランは基本的に引き継ぎ、です。ということは、ドコモPHSの主要プランである@FreeDも引継ぎってことです。一回線4880円というオイシイ収入ながらも、一人が64kを占有しちゃうというあまりよろしくない状況。加えて、回線交換方式なのでアクセスチャージの問題も残ります。ドコモが、@FreeDが割りと売れているのに撤退を決意したのも、このアクセスチャージがあるために「@FreeDは売っても売ってもモトが取れない」という部分も多分に関わりがあろうと思われます(実際、ドコモPHSのトップは某誌のインタビューで「アクセスチャージ低減のための独自網化はコストがかかりすぎるのであきらめ、撤退を決意した」という趣旨の発言をしています)。アクセスチャージの問題はITXでどうにか対応可能かも知れませんが、音声定額も存在する現状、64kで繋ぎっぱなし可能、となると無線容量の不足という事態さえ起こりかねません。などなどと考えていくと、一見ウィルコムにとってもよさそうな「事業譲渡」という解決案も、意外と問題含みですんなりいくとは思えないわけです(妄想ですが;笑)。ということで、ドコモPHS事業部とドコモPHSユーザにとってはかなりどん詰まりな現状。本当に無事停波出来るのかどうかが怪しいわけで、逆に言えば、ここになんか、ある気がするんですよねぇ。チャンスというか。これをうまくまとめられれば、それだけで結構なビジネスになりそうな予感です。ここで、5800円で128kですよ(とウィルコムをたきつけてみる)。
※とかなんとか言ってたら、なんか、移行クーポン使わなかった人には来年3月末までの延長クーポンが送られてきているらしいですね。利用率やっぱり低そうですね・・・。


05/09/26
さて、最近新聞やネットニュースを騒がせたネタとしては、「ドコモも音声定額導入」というニュースでしょうか。私自身あまり騒いでいないのは、まぁ、なんというか、例によって「マスコミの勘違い」が多分に含まれているからなんですが。いや、ドコモがやるって言ってるのは、「Push To Talk」なんですよね。これは、パケット網上を、インスタントメッセージと同じ仕組みで音声信号をやり取りする、って言う、いうなれば「メッセンジャー」の一種なんです。それを、ある程度のリアルタイム性を補償して、交互通話が出来るようにしたものが、「Push To Talk」。ただ、本当の意味でのリアルタイム性は当然出せませんから(FOMAのパケット交換では、往復で300msec以上の遅延がある)、同時通話も出来ません。というより、「高遅延となる可能性のあるパケット交換で何とか音声通話をしよう」という考えから生み出されたのがPush To Talkであるわけで、結果として、遅延の影響があっても問題のないメッセンジャーっぽい方式とならざるを得なかった、ってだけなんですよね。で、これが定額になる、っていう話なわけですが、逆に言えば、「定額じゃなかったら」を考えれば良いわけです。パケット網を使いますから、当然パケット課金です。で、音声データがどの程度の大きさなのか、利用者は知るすべはありません。そう、パケット課金だと想像以上のとんでもない請求書が届く可能性があるんです。だから、Push To Talkの料金システムは定額または準定額以外はありえず、海外での導入事例でもほぼ例外なく定額となっています。ですから、「Push To Talkを導入」と言った時点でそれはほぼ確実に定額で提供されることは約束されているわけです。ということで、私自身が騒がなかった原因もここにあります。まぁ、ドコモがPush To Talkを導入するって話はもうカビの生えそうなほど古い話題ですしね。ということで、まぁ、どの程度のお値段になるのかは分かりませんが(多分、戦略的に定額料金がウィルコム定額プランと同等以下となるように設定するでしょう)、ドコモはこれ見よがしに「音声定額」という言葉を使って広告を打ち、ARPUの一部がウィルコムに流れ出してしまうのを防ぐ施策をとるのは間違いないでしょうね。ウィルコムとしては、ここで一発、「単に定額だけじゃない何か」(別に新商品・新サービスを打ち出す必要は無くて、広告戦略上の何か新しいモノでもOK)を打ち出して、などの対抗策を練っていく必要があるでしょう。ところで、ドコモや他キャリアが、Push To Talkではない、本当の「音声定額」に乗り出す可能性はあるでしょうか。私は、「必ずしもありえないとは言い切れない」と思います。それは、「携帯電話の音声通話の料金構造は、戦略上の自由度が非常に高い」からです。携帯電話の音声通話にかかるコスト自体は無視してもいいものばかり(通話量に関わらず一定のモノばかり)で、むしろ、無線資源保護のために従量料金を課しているという事情があります。ですから、少なくとも、定額を導入することで支出に比べて収入が減り逆ザヤとなる、という危険性は(料金設定をしっかり行えば)ほぼ0です。つまり、無線資源保護を反故に(オヤジギャグ)してしまえば、明日からでも音声定額は可能、ということになります。むしろウィルコムの前例がある分、定額料金と通話量のバランスに関して予想が立てやすく、本当の音声定額の実現可能性は現状かなり高くなっていると言えます。ウィルコムにおかれましては、他社にそういう動きが見えてから、なんて悠長なことを言わず、万が一、いや、来期にでもそういうことが起こったら、という前提で、さらに魅力的なサービスの開発にまい進していただきたいと思う次第でございます。何だこの締め方。


05/09/26
なんかもう、過去最高レベルの放置を達成してしまいました今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。何で放置していたかと言うと、これにはふかーい訳がありまして。このふかーい訳をものすごーく簡単に説明しますと、「めんどくさかった」ということになります。ということで、この深い訳に免じて、許してやっておくんなまし。お詫びと言っては何ですが、放置期間中に書き溜めてあったネタをいくつかまとめて放出してみたりしますので、ご査収くださいませ(意味不明)。



05/09/05
台風きたー。いやそんだけなんですけどね。しかし、台風と言えば停電。PHSの苦手の停電ですよ。携帯電話の基地局は、非常に大きい装置で、数坪くらいの土地にどでかい装置をでーんと置いてあるようなもの、建設費は億の単位ですから、非常電源など当然のように配備してあります。ですので、停電になっても大抵の携帯電話の基地局はしばらくは動作するものですが、一方のPHS、これが、非常電源(UPS)の付いているようなものは実はほとんど無かったりします。いや、ウィルコムのPHSに限定すれば2割くらいはUPSが付いていると言う話も聞きますが、ただ、元々PHSの基地局ってのが非常に安いものですから、UPSを付けるとすると、UPSのコスト割合が非常に高くなってしまってなかなか付けにくいと言う部分もあると思うんですよ。そう言うわけで、今現在日本中にPHS基地局が40万局くらいあるはずですが、そのほとんどは非常電源は付いていないはずです。PHSの基地局の動作電力がわからないのでかなり適当なんですが、例えばちょっとしたPCと同程度の消費電力、100~200ワットくらいと考えると、これが例えば1~2時間ほど動作できるようなUPSで屋外にも設置可能なものが、おおよそ40万円くらいです。一方、PHS基地局本体の方はどんどん安くなっていて、例えば中国に大量に設置されているようなタイプはそれこそ50万円ほどにまで下がっています。50万円で済む機器代が90万円にふくらむ、となると、これは非常に大きな差です。特に数を設置しなければならないPHSでは致命的です。もちろん、ウィルコムの基地局はもっと高価でしょう(またまた詳しくはわかりませんが、最新鋭基地局だと数百万円になるはずです)から、設置費用の割合でみればUPSを設置しやすいと言う部分もありますが、それでも、UPSの寿命は2~3年ですから、2~3年毎に40万円の出費、月々2万円弱のコストとなってしまいます。これが、現在16万局あるうちの2割に設置されていると言うのですから、3万局くらいで月々5億円以上の費用がかかっていることになるわけで、これはウィルコムにとっては非常に大きい出費だなぁ、なんて思うわけなんですよね。とは言っても、せっかく災害時でも輻輳しにくいPHSですから、災害時に停電で使えないなんて言う本末転倒なことが起こりにくいよう、やっぱりUPSの配備はもっと増やして欲しいなぁ、と思いつつ、例えばですね、NTT局舎から基地局までつながってるINS線に平行して電源線を通して、で、NTT局舎内にはITXと並べて自家発電装置でも置いておいて、いざというときには自前で給電する、なんて言うワザも、基地局の消費電力が比較的少ないPHSなら可能なんじゃないかなぁ、なんて素人ながら思ったりします。その電源線が切れちゃったらどうするのよ、と言う疑問についても、その電源線が切れるときはINS線が切れる時だから、電源以前に通信線が切れちゃってて使えない状態なんですよね。なので、INS線+電源線を集中的に保守すれば、後はそこから上位は自前のITX+自家発電装置ですから、NTTが不通だろうが電力がストップしようが、通信サービスは維持できるわけですよ。と言うようなアイデアを思いついたんですが、ウィルコムさん、考えてみません?(笑)。いや、NTT局舎に自家発電装置を置けるかどうかっていう問題がありますけどね(苦笑)。でわ~。

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