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05/10/28
さて、スマートフォンの発表のときに一緒に発表された、これまたビッグな発表として、ウィルコム無線LANオプション開始と言うネタ。今まで、無線LAN事業者と提携して、ワンデイパスの課金代行をしたり、なんてことはやっていましたが、今回はなんと自社ブランドで無線LANオプションを提供しますよ、と言う発表。いや、これには、「お、ようやく来たか」と言う感じがしています。というのも、そもそも、無線LANとAIR-EDGEって、相性がいいんですよね。AIR-EDGEって、全国をワイドにサポートしているけれども、逆に屋内スポットには弱いし、通信速度も遅い。一方、無線LANは、エリアは惨めなほど狭いけれども主要都市の主要なスポットは屋内・地下に関わらず押さえているし通信速度も速い、と言うことで、相補的な要素が強いんですよね。はっきり言うと、AIR-EDGEと無線LANの両方を使える環境にあればある意味最強です。その二つを、ウィルコムが自社ブランドでセット販売するようになる、と言うのが今回のお話。もちろん、ウィルコム自身が無線LANインフラを整備するわけじゃない(何しろ、今から始めても主要スポットはほとんど他社に押さえられていますから)ですので、当然他社のローミングということになるわけですが、選んだ相手がNTTコミュニケーションズのHOTSPOT。単体としては今のところもっともスポットの多いプロバイダの一つと言えます。さらにHOTSPOTの提携スポットでも、となれば最高なのですが、今のところそれはなしのようです。ただ、NTTコミュががんばってエリアを拡大してくれればそれだけ使えるエリアも広がるわけですから、ウィルコムとしてはさほど懐を痛めずにサービスの質が上がるわけで、自社提供したりするよりはかなりオイシイといえるでしょうね。で、実際のお値段ですが、これがまたびっくり。まず、[PRO]系コースは、なんと無料。無料で無線LANスポット使い放題。わーい。さすがPRO仕様。で、それ以外でデータ通信定額系コース各種では、700円。いや、NTTコミュ自身のやってるHOTSPOTが月額1680円ですから、半額以下ですよ。一般的な無線LANスポット定額よりも割安な場合も多いので、今まで、AIR-EDGEの補完目的で無線LANを使っていた人は、これはもう乗り換えてOK、ってところでしょう。その他のコースでは税込み1600円と、NTTコミュのサービスより微妙に安い程度で、まぁ、請求書をまとめたかったらどうぞ、程度のサービスってところでしょうかね。いやぁ、ともかくも、PROユーザでよかった♪(がびーん)。ちなみに開始は来年6月と、随分気の長い話ですが、一方、W-ZERO3ユーザには、W-ZERO3発売後から来年5月末まで無料お試しサービスが提供されることになるようです。って、もうサービスが提供できる下地は出来てるんですね。無料サービスというと、以前のもろもろの無料お試し期間と同じく、例によって課金システムがまだ出来てない、とか、そういうネタではないかと思ったり思わなかったりするわけですが、まぁ深く突っ込まずにおきましょう。ってことで、早ければ12月からでも提供される無線LAN、これで、ウィルコムの提供するモバイルのスタイルがまた一つ、進化することになるわけです。っていうか、PROの人は無料って、ホント嬉しい(爆)。こうなったらW-ZERO3買っちゃうぞー(伏線&言い訳)。


05/10/24
ということで、まずは各種ニュースサイトのみならず、一般の新聞紙面までをもにぎわせた久々のニュース、W-ZERO3ことWS003SHのリリースについて。えーと、まぁ詳細は各種ニュースサイトなりなんなりをごらん頂くとして、ウィルコムとしてこのリリースは、どうやら「ケータイでもPDAでもない第3のツール」と言っているようで。で、まぁいわゆる「スマートフォン」と言うカテゴリに入ることになるのでしょう。注目のポイントは、やはりVGAと言う大画面を搭載したこと、フルキーボードを搭載したこと、WindowsCE系のOSを搭載したこと、と言うところでしょうか。で、無線についてはW-SIMで、とのことで、まぁ実際、W-SIMにすることによって開発費・開発期間の圧縮の効果を狙った、と言ったところでしょう。ただやっぱり心配なのが電波。いろんなところで見られる写真を見ても、なんかW-SIMがちょっと奥まったところに収められるような形になっていて、例えば大都市の中心部はまだいいとしてもちょっとした郊外に行ったり移動中だったりすると露骨に無線性能の弱さが露見するんではないかなぁ、と心配していたりします。まぁ、それについては実際に使った人のレポートを待つ、と言うことで。まだ、W-SIM自体がどの程度の無線性能を出せるかが分からないわけですから。W-SIMの話はこの辺にして、実際のW-ZERO3の方についてですが、もうほんと至れり尽くせり、って感じでこれでもかと機能てんこ盛りです。最初見たとき、あ、FOMAのM1000あたりと競合するものになるのかなぁ、なんて思ったのですが、まず解像度が4倍以上違うという時点で全く違う商品系列に乗っかりそうな予感です。また、WindowsCE系と言うことで、実はPDAに非常に近いものではないかと。確かにM1000も、ケータイとしてはかなりPDAよりではありますが、OSがPDA側では決してメジャーとはいえないSymbianOSということで、ソフトがほとんど提供されていない現状。一方、Windows Mobileに関しては、従来のWindowsCE系のソフトをちょこっといじくる程度で移植できるわけで、とにかく現状でも膨大な潜在資産があります。またもちろん、M1000には無い「フルキーボード」の存在も、その差別化を決定的なものにすると思われるわけです。と言うことで、M1000はあくまでケータイの延長として、なんとなくPDAライクなモノにしてみた、って感じですが、W-ZERO3はあくまでPDAとケータイの合いの子(すなわちスマートフォン)をスタート地点としている、と言う違いがあると思われるわけです。ただ、以前にもちらりとこの一言で書いたかもしれませんが、私には日本でスマートフォンと言う商品が成功するとは思えないんですよね。実際、W-ZERO3を見ても、ちょっと難しいんじゃないかと。いや、やっぱりPDAっぽいんですよね。いまいち市場が広がらないPDA。で、なぜそう思うのか、について、なんかはっきりした理由が無くて、ぼんやりとダメだろうなとしか思ってなかったのですが、この記事を読んで目からウロコ。そう、「片手で操作できない」ってのが、なぜ「PDAっぽい」「ウケなさそう」かのポイントじゃーないか、と。つまり、W-ZERO3は「親指文化」の圏外なんですよ。なんだかんだ言って、ケータイ文化の一番大きなサブカテゴリは「親指文化」。片手で電話機を支え持ち、親指で操作してWEBやメールを楽しむ。これが、ケータイ文化の一番大きな部分だと思うんです。ところが、W-ZERO3は、これが出来ないわけです。実物が無いので簡易的な計算となりますが、タッチパネル液晶が3.7インチといいますから最も長い動線(対角線)がざっと9センチ強。実際にはボタン部もあるのでもっと操作範囲は広くなりますが、おおむねこの程度と考えます。一方、親指の長さは、まぁ私の場合で5~6センチ、長い人でも7~8センチくらいですよね。単純に考えて、親指の長さが足りないわけです。なので、片手で操作するのは事実上不可能。一般的なケータイみたいに電車でつり革につかまりながら操作するってのは不可能なんですよ。この辺が、どうも「ケータイ」と「PDA(のようなもの)」の分かれ目なのかなー、と言う気がします。つまり、W-ZERO3は、限りなくPDAに近い通信端末である、と。ということで、ちょっと大きな市場は望めない予感もしたりしなかったりするわけです。とはいえ、一方で、ウィルコムにフォーカシングしたマイクロソフト&シャープの目の付け所もなかなかいいのではないか、とも思います。というのも、ウィルコムのユーザって、ものすごく「オタク」な人が多いんですよね。こういうデジタルガジェットにすごく興味をそそられる人が多い。なので、そういう人たちだけの市場として見ると、これは逆に非常にオイシイ市場かなぁ、と思うんですよ。まぁ、そういうところだけでなくもっと横に市場を広げたい、というのがウィルコムの進みたい方向なんでしょうけど、「両手を使わないと操作できないケータイ」を受け入れさせるのはなかなか難しいんではないかなー、と思いつつ本日はこれにて。


05/10/20
キター!。って、リンククリックしてガッカリしないでくだされ。はい、今日の話は取りあえずは「ウィルコムがエリア大幅拡大」と言うお話。いや、スマートフォンの話はまた改めてちゃんと取り上げますので・・・多分。ってことで、エリア大幅拡大、と言う話です。特に「変調方式等に新しい技術を~」っていう下り。そう、おそらくこれって、BPSKの採用のことを指していますよね。わーい。と言うことでちょっと関係ないですが、エリア関係なネタと言うと何を書いたかなーと過去のログをいろいろ読み返してみてたら、7月25日の一言に、なんか、「店頭で最寄り局までの距離を確認できるシステムを」とか「レピータをもっと紹介すべし」なんて書いてあって、いや、ついこの間、基地局位置検索システムとレピータ(ホームアンテナ)レンタルサービスがほぼ同時期にリリースされて、なんか、私が言ったとおりになっちゃってるのに気づいちゃったわけですよ。私はウィルコムの経営者ですか?。と言うことで話がそれてしまいましたが、BPSKの導入がほぼ確実っぽい雰囲気です。前からもちょっとだけほのめかされてはいましたが、これだけできちんとしたニュースとなったのは今回が初めてですよね(自信なし)。と言うことで、何度でも言いますが、BPSKにする事による威力はかなりあります。ホント。AIR-EDGEの解説コンテンツでもちょこっと書いてありますが、単純に言って倍くらいノイズに強くなります。ってことは、電波の強さが半分になっても(理屈上は)大丈夫、ってこと。ってことは、エリアが倍に広がる、ってことです。ところで、一度ツッコミを受けたんですが、「電波の強度は二乗に比例して弱くなるから、電波が倍になってもエリアは倍ではなく1.4倍(2の平方根)では?」と言う指摘。確かに電波のエネルギー密度は二乗に比例して弱くなりますが、肝心の「電界強度」は「一乗に比例して」弱くなるんですよ。ちょっと不思議な感じもしますが、電波の教科書にそう書いてあるので間違いありません。ですので、電力が半分になっても大丈夫、と言うことは、電力が倍になった、と言うのと等価ですから、エリアは倍になる、と言うことです。もちろん、こんなに単純には行きませんけどね。エリアの端に行けば行くほど電界強度の変動は大きくなるので、いくら半分の電界強度で足りるようになると言ってもその半分のレベルでころころ変動されては余り効果がありませんから。そう言う意味でも、そう言う変動を抑えるためのダイバシティ技術も同時に使って欲しいところです。後、ちょっと気になるのが、やっぱり伝送速度が半分になることによる音質の低下。ただ、これについてはそれほど心配するほどのことも無いんですよね。今32kbpsのものが16kbpsになる、と言っても、音質は単純に半分になるのではないわけです。それは、ADPCMと言う方式の持つ特長でもあります。もちろん、高音などが弱くなってくぐもったような音質になってしまうのは避けられませんが、一般的な携帯電話に比べて見劣りするほどの音質にはならないかと思います。それよりは、もし電波が弱くなってもちょっとの音質を犠牲にして弱い電波に適応した変調に切り替えてくれる、っていう御利益の方が大きいと思うわけで。と言うことで、最後に、なぜBPSKだと電波が弱くても大丈夫なの?と言う点について、ちょっと初心者向けの説明文を載っけて、本日はこれにて。


05/10/19
いや、今日は例の話を書くべきなんでしょうけど、別の話。何かってーと、ウィルコムストアがオープンした話。今まで、Mobile Communication Directっていう代理店が、ウィルコム公式WEBショップとして、運営されてきたわけですが、それが今回本当の意味でウィルコム完全直営になっちゃった、ってことみたいです。で、今回、MCDがウィルコムストアになって何が代わったのかー、ってーと、結構変わっちゃってます。まず、なんか会員登録制になってます。別に買い物してもしなくても会員登録は自由。でもって、なんか一般のコマースサイトみたいに、ちゃんとWEBショップとしての体裁が整っていて、申し込みがMCD時代よりももっとシステム化・自動化されてるっぽいです。さらに変わった点が、今までは電話機と接続ケーブルの一部程度しか扱っていなかったのが、電話機のサプライ品だとかその他周辺機器だとか、さらにはノートPCだとかPDAだとかパッケージソフトだとかまで扱うようになっちゃってる、ってこと。そう、なんだかわかんないけど、モバイルに関するちょっとした総合ショップになっちゃってるんですよね。もちろん、先日始まったレンタルサービスの窓口もやってるし、今日発表されたばかりのSIM STYLE端末も早くも並んでるし、で、完全にウィルコムサービスに連携された、本当のウィルコムもWEB窓口、って感じになっちゃってます。また、さすがウィルコム直営と言うべきか、当日3時までなら即日発送も可能と言うスピーディさ。一般のWEB代理店では、毎回FAXで申込書を送って審査してOKならそれから契約手続きして、と言う感じで、なかなか時間がかかってしまっているのとは、かなり違ってきています。と、なかなか良い話ではあるんですが・・・ぐしぐし。Value Commerce経由でアフィリエイトしていたMCDが消えちゃった・・・ぐしぐし。ってことで、広告を降ろしてしまったわけです・・・ぐしぐし。一応、一応ね、あの広告、このサイトのドメイン維持費くらいは稼いでくれてたんですよ・・・一ヶ月の収入が一日の食費にも満たないほどでも稼いでくれてたわけですよ・・・。それに、稼ぎの状況を見ると、「うぉーい、またうち経由で契約してくれた人がいる♪」って感じで結構楽しかったわけですが・・・それがなくなっちゃった・・・ぐしぐし。ウィルコム先生、ウィルコムストアとして、アフィリエイトプログラム、出しません?。そうなったら真っ先に一口乗りますよ(がびーん)。っていうか、そうじゃないとアフィリエイト出してるよそのびみょーなショップに誘導しちゃうぞ(がびがびーん)。ってことで、今日は、アフィリエイトなくなっちゃった、ぐしぐし、の一言でした(そうなのー!?)。


05/10/16
鷹山、アステルPHS終了というニュース。ちょっと古いですが、とりあえず取り上げておきます。って、なんで「とりあえず」なんてゆーびみょーな言い回しなのかと言いますと、ニュース本文を読んでいただければ分かるとは思うのですが、今回終了するのは、アステルブランドのPHSだけ、ボイススポットフォンや品川区の見守りサービスなどは従前どおり継続となるからです。つまり、PHSを停波する、というわけではないんですね。あくまで、11月30日を以って、アステルPHSとして使っている回線は強制解約になりますよ、ということで。もちろん、VSフォンはほぼ固定ですし、見守りサービスも品川区のみなので、実際に使われている地域以外の部分の基地局は停めてしまって、撤去、となるのは間違いないでしょうけど。言い方を変えれば、鷹山の「移動電話としてのPHS」は終了、ということですね。今後はどこでも使える移動電話としてのPHSではなく、固定電話アダプタや特定地域内のセキュリティ用無線としてのみ、PHSの電波を出し続けていく、ということになるわけです。で、鷹山がこれまで導入に向けて進めてきたWiMAXについて、どうやら12月から始められる目処が立ったというようなことも記事中に書かれているわけですが、えーと、電波は?(笑)。確かに、5G帯での無線LANについて、総務省の方針が軟化しているのは確かですが、無線LAN(802.11)とWiMAX(802.16)では無線技術要件が全く違いますから、それを一緒くたに論じちゃうのはあまりに乱暴です。もちろん、いずれはWiMAXにある程度帯域が割り当てられることになるとは思いますが、そのときも、無線LANのように誰でも使える帯域としてではなく、きちんと事業者ごとに審査して割当を行うような形になると思うんですよね。無線LANに比べると桁違いに大きな電力で広い範囲に電波を発射するわけですから。ということで、少なくともそういう動きが全くない今の時点では、ちょっと12月に商用サービス開始ってのは信じられないってのが正直な気持ちです。まぁ、この点に関しては元々口先のパフォーマンスが好きな鷹山ですからね。単にPHSをやめる、というだけでは印象が悪いので、WiMAXを始めるからやめるんだ、というようにしただけでしょう。つまり、株主や投資家に対するエクスキューズと言うわけでしょうね。ただ、いくら投資家や株主がバカだとしても、さすがに数ある矛盾に気づかないのもおかしな話。この割り当ての話も、鷹山サイト内で言い訳をぐちぐちと書いていますが、いまいちちんぷんかんぷん。5Wなんていう大電力を共用帯域で無許可で発射できるはず無いのに「東名阪は経済特区だから大丈夫」なんていう、どうも訳の分からんことが書いてあります。また、100歩譲ってWiMAXは始められると認めたとしても、WiMAXは固定通信で、かつ、VNOとしての提供しか考えていないわけで、「移動体」で「個人ユーザ」であるアステルPHSの置き換えは不可能、「WiMAXを始めるからPHSをやめる」というのは、全く理由になっていないわけです。また、PHSのインフラがあるからWiMAXを有利に始められる、と言う発言がある一方で、別のところでは従来数百箇所あったPHS基地局でカバーしていたエリアを20箇所程度でカバーできる、なんていう発言もしていて、その方法ではアステルPHSの場所は全く生かせないのは一目瞭然(少数でカバーするためには高所に局を設置する必要がある=電柱設置のアステルPHSインフラは生かせない)。とまぁ、突っつけば山ほど矛盾が出てくる鷹山の発表なのですが、まぁ、対外発表でやんちゃをやらかすのは今までもいつものことでしたから、例によって暖かい目で見守ってあげましょう。ということで本日は鷹山のPHS撤退発表の一言でした。

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