128kAir
H"通信手順考
このページではDDIポケットのパケット接続サービス
Air
H"
による128kbps接続時・通信再開時の振る舞いからAir
H"の通信手順について考えてみます。
と言うことで、ほとんどの人があまりお世話にはなっていないと思われるポケットレピータ。これを使っていると、AirH"のいろんな怪しげな振る舞いがばれてきます。と言うのが、このポケットレピータ、「通信中ランプ」と言うものが付いているため、通信の状況が一目で分かってしまうんですね。もちろん、レピータはAirH"を想定して作られたものではありませんから、AirH"が怪しげな動きをしていても、それをごまかすようなランプ表示をしてあげよう、なんて言うところまで気を使ってくれないため、表にでて来ちゃうわけです。
さて、実際にどういう動きをするのか、以下で簡単に説明してみましょう。
- 通信を開始するとき
- レピータしか使える基地局がない場合
接続を指示すると、カードの方の電波状況ランプが点灯し、同時にレピータの通信中ランプが一瞬点灯します。その後すぐに通信中ランプが点き、接続状態に入ります。
- レピータ以外にも使える基地局がある場合
接続開始後、同じように通信中ランプが一瞬点き、それが消えた後、カードの方の電波状況ランプが圏内表示をして、接続が進みます。レピータ以外の基地局が捕捉可能な場合、何があってもレピータが使用されることはありません。
- しばらく無通信で置いておくと
しばらくの間、通信をせずに放っておくと、「通信中ランプ」が消えてしまいます。どの程度の時間かを計ってみたところ、約20秒ほどでした。無通信状態が続くと通信リンクを一時的に切ってしまうようです。
- 無通信状態で放って置いた状態から、通信を再開すると
この状態でもさらに、二つの状況が見られました。条件は、無通信で放って置いた長さによります。
- 20秒以上40秒以内の間、無通信で置いていた場合
この場合、通信再開を指示すると、即座に通信中ランプが点灯し、通信を再開しました。
- 40秒以上放置していた場合
通信再開を指示すると、接続時と同じように、一度ランプが点き、ちょっともたついてから通信を再開します。レピータ以外にも使える局があっても、最初の一瞬だけレピータの通信中ランプが点灯します。
さて、以上のような振る舞いから推測すると、AirH"は次のような手順で動作をしているようです。
通信開始時
- 通信開始時、現在捕捉可能なすべてまたはある程度の数の基地局に対して、基地局パラメータの要求を行います。このパラメータには、おそらく、接続可能か、最大速度、現在の接続状況などを含んでいるものと思われます。
- カードは接続する基地局を選択し、即座に接続を行います。このとき、基地局の最大速度や接続状況などのパラメータで使用される基地局が選ばれます。レピータが絶対に使用されないのは最大速度のパラメータが非常に低いからであろうと思われます。
通信中
- 接続して通信している間、データが流れない時間が20秒を過ぎると、無線リンクを一時的に開放します。
- 解放後20秒以内に再びデータが流れはじめると、解放する前と全く同じリンクを使って通信を再開しようとします。
- 解放後20秒を過ぎると、それまで使われていたリンクの情報は破棄されます。
- 解放後20秒以上経ってからの再通信時には、通信開始時とほぼ同じ手順でリンクの確立動作を行い、通信を再開します。
これを図にまとめると以下のような感じになります。
以上のことは、レピータとAH-G10の組み合わせで徐々に判明してきたことです。AH-G10は、40秒以上の放置後の通信再開時には、一瞬圏外表示をして基地局の再検索をしている様子が分かります。それ以外のAirH"端末でも同じような表示をしているかも知れません。
さて、ここまで分かって、じゃあそれがどうした、と言う話になるわけですが、ちょっとばかり使い方に気をつけると、もう少し快適に使えるようになりますよ〜、という例をちょこっと挙げて、この文の締めくくりとさせていただきましょう。
なんかレスポンスが遅くてやだなぁ、と言う場合
こういう場合は、いろんな切断防止ツールや自動pingツールなどで、20〜40秒間隔で定期的にデータを流すと良いでしょう。なーんてことはもうAirH"ユーザなら誰でも知っているようなことだったりするわけですが、ポイントは「20〜40秒」と言う部分。無駄に短い間隔でパケットを送って通信に影響を与えたり、間隔が長すぎて効果がなかったり、と言うことを防ぐには、このくらいの時間で定期送信を行うのが良いと思います。効果を優先するなら15秒間隔程度、影響がない方がいいと思うなら20秒以上と言う感じでしょう。40秒以上では効果は無いと思われます。
なんか速度が遅くてやだなぁ、と言う場合
こういう場合について、今回の話が役に立つのか?と思われるかも知れませんが、大いに関係します。特に繋ぎっぱなしで使っているような場合。こういう場合、自動パケット送信ツールを使用しないことが一番効果があります。なぬ?と思われるかも知れませんが、40秒以上放置の場合、仮想的にリンクは繋がったまま、通信再開時には基地局の再検索を自動的に行ってくれます。このとき、先ほども言ったように、基地局パラメータを問い合わせて最適な基地局を選択するようになっています。長い間繋ぎっぱなしにしていると、ほかのユーザなどの兼ね合いで、使っている基地局で速度がでなくなってしまうことがありますが、この再選択によって、最も空いている基地局へ誘導してくれますから、現状得られる最も良い接続を常に維持することができるはずです。ただしこのやり方で環境が良くなるかも知れないのは、ある程度の基地局数を確保できる場所にお住まいの方です。良くて2〜3局しか見えないようなかなりの田舎の方ではあまり再接続による恩恵はないかも知れません。電界測定ツールなどを使って、実際にどのくらいの数の基地局が見えているのかを調べてから、使う方法を選択すると良いでしょう。
と言うことで、またしてもいい加減な考察をしてみましたが、今後も新しいことが判明したらまた追記してみたいと思います。
Air
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