改訂版:あなたに最適な通信手段は?

◆−さあはじめよう!
AIR-EDGEでインターネット、どうやってやるのか、なにを選べばいいのか、と言う人のためのアドバイスとしてスタートしたこのコンテンツ、初期版はかなり時代遅れになってしまったので、一挙改訂して再公開です。今回の主眼は、「使い方」から料金コース、端末などを紹介するというやり方をしてみましょう。
◆−あなたの使い方はいかに?
と言うことで、使い方によっていろんなサービスを使い分けることはもちろん出来ますが、あまりにいろいろありすぎてうまく選べないのもAIR-EDGEの特徴(?)。実際、どういう使い方があるのか、ざっと上げてみました。

1.もちろん電話としても使いたいけど、ちょっとデータ通信も
2.電話は携帯があるから、適当なカード端末とかで良いなぁ
3.やっぱりモバイルと言ったらPDAでしょ!
4.忘れちゃいけない、定額サービス!
5.せっかくAIR-EDGEなんだから、PHS最速256kははずせないね

とまぁ、上の五つを基本分岐にして、いろいろとあなたにあった端末を探っていきましょう。もちろん、お時間のない方のために、リンクをたぐることでチャート的使い方も出来るようにしてありますが、一貫した読み物としても読めるよう作ったつもりですので、お暇ならごゆっくりどうぞ。



使い方1.もちろん電話として使いたいけど、ちょっとデータ通信も
AIR-EDGEの中でも、AIR-EDGE PHONEなど音声端末型は、PHS電話機でもあります。と言うことは、PHSならではの綺麗な音質と高い安定性での音声通話性能を利用したいという人も多いでしょう。でも、PHSを電話として使っていながらも、やっぱり、せっかくPHSなんだから、データ通信もしてみたい!。そう言う要求に応える方法について考えてみましょう。最近発売されたAIR-EDGE PHONE電話機は、全機種が64k通信機能を備えています。これに、パソコンなどと繋ぐケーブルを用意してやれば、それだけで64kbpsでのデータ通信(64kPIAFS2.1/2.2)を行うことが出来ます。接続方法は、大きく分けてUSB、PCカード、それからPDA向けの専用ケーブルの3種類の方法があります。基本的にどの方法でも同じ通信性能が得られます。この場合、コースとしては、スーパーパック各種(LL)や、データパックmini)などを使用量に応じて使い分けるのが良いでしょう。一方、音声端末でも、つなぎ放題(AIR-EDGE)として使えます。これを使えば、音声通話を楽しみながらも、つなぎ放題が手にはいるという一石二鳥の端末!。つなぎ放題コースの基本料に音声通話の基本料金も込みなので、音声端末をすでに持っているけどつなぎ放題もしたい、と言う人にとっては出費は最小限に抑えられるはずです。しかも、この方法でつなぎ放題をやるなら、音声通話の通話料金が最大68%も安くなると言う特典まで!。私としてはなかなかお勧めの使い方かな〜という感じです。
それからもう一つ、もうご存じ、AIR-EDGE PHONEなら、端末単体でのネット・メールに対応。この端末を使うなら、もちろん繋ぎ放題も良いですが、ネットをちょっとしか使わない、ほとんどは電話機単体で済ませちゃう、という場合だったらパケコミネットコースがかなりオトクです。通話料金割引はつなぎ放題コースと同じ、しかも、基本料は4700円、実質2000円の通信料金で、なんと20万パケット(clubAIR-EDGEのメール・WEBなら20000円相当!)が基本料金に含まれています。20万パケットというと、約24MBに相当しますから、PCと繋いでちょこちょこ使うという使い方の人にも十分な量です。
また、音声関係の割引について。もし音声とは別に、カード型などを購入し、それをデータ通信向けコースで契約すると、音声端末の回線の基本使用料が半額になるという「データセット割引」もあります。音声用とデータ専用、二回線を保有するときも音声+データ通信はすごくお得って訳ですね。
<追記>
さて、音声端末型というと、ウィルコムが2005年5月にスタートさせ、大人気となった、「ウィルコム定額プラン」があります。これは、ウィルコム同士の電話とすべてのメール送受信が無料という、常識破りの新サービス。そして、これももちろんデータ通信にも使えるんです。それは、ウィルコム定額プランにだけ設定された特別オプション、リアルインターネットプラス[1x]です。音声・メールは割安(無料!)な料金で使いつつ電話機をPCやPDAにつないでデータ通信をしても使い放題、という夢のようなオプションです。このコースとオプションをあわせても、税込み5000円ポッキリですから、下手をするとつなぎ放題コースを使うよりお得な場合さえ多々あります。電話として使いつつデータ通信も、と言うときは、このウィルコム定額プランリアルインターネットプラス[1x]をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
使い方2.電話は携帯があるから、適当なカード端末とかで良いなぁ
とりあえず電話は携帯があるけど、やっぱりデータはPHSの方が安くて早いから・・・という方には、専用でカード型を購入すると言うのが最も向いているかも知れません。この場合、64kPIAFS通信で、通信先がほとんど限定されているなら、TwoLinkDataを利用するというのも手です。これは、通信先番号が3カ所に指定されている代わり、基本料金が980円、財布を傷めずに気軽にサブ回線が手に入ります。これはもちろん、音声版(安心だフォン)でも代用は可能です。またそうでなければ、それ以外の料金コースから適当なものを選ぶことになるでしょう。AIR-EDGEと言うことになれば、つなぎ放題コースネット25コースかはたまたパケコミネットコース・・・と言うところになるでしょう。端末は、対応音声端末でも専用カードでもOKですが、専用カードにもいくらか種類があります。現在のところ、PCカードCFカードUSBコネクタSDカードなどの形状が存在しますが、それぞれに一長一短がありますのでこれはそれなりに慎重に選んだ方がよろしいでしょう。
また、携帯とカード端末を別々に持ち歩くのも面倒だ、という方には、ちょっと大きな出費になりますが、H”INというのも選択肢の一つです。H”INは現在はすべてAIR-EDGE対応のAIR-EDGE INになっています。もちろん4xパケットまですべての通信方式に対応しているので、どの料金コースも利用可能。それに加えて基本料0円の使っただけコースまで対応しています。データ通信ならどんな用途にも対応可能なH”IN、データ専用回線にするならこれが一番の選択肢です。
使い方3.やっぱりモバイルと言ったらPDAでしょ!
やっぱり、電車内で気軽にモバイルといったら、もちろんPDAははずせませんね。しかし、世の中PDAと一口で言ってもいろんな種類があります。PCカードまで利用できる大型タイプから、SDカードスロットしか搭載していないような小型のものまで。PCカード、CFカードを搭載しているものならほとんど気にする必要は無いのですが、SDカードスロットのみという場合は、その機種がSDカード型端末に対応しているかの事前チェックが必要です。
料金コースについてですが、PDAで使うなら、それほどデータ量は増えないので、パケコミネットコースなどで十分かも知れません。一方、さらにたまにしか使わないし、一度の接続時間もメール送受信の1分程度、なんて場合なら、回線交換系コースで、というのも良いでしょう。本当に緊急用程度なら、基本料の比較的安いデータパックmini、接続先が限定されているならさらに安いTwoLinkDataで十分です。そこそこ使う(総接続時間が約6時間以内)なら、標準コーススーパーパックL程度で、64kPIAFS2.1/2.2で快適モバイルというのも良いですね。

使い方4.忘れちゃいけない、定額サービス!
なんと言っても、AIR-EDGEと言えば、定額サービスが魅力的ですね。AIR-EDGEの定額サービスには大きく三つがあり、つなぎ放題コースネット25コースパケコミネットコースというコース名になっています。それぞれ、時間無制限、25時間制限、24MBデータ量制限のコースです。加えて、つなぎ放題コースにはつなぎ放題[4x]という4xパケットでのつなぎ放題が出来るようになるコースがあります。ちなみに、つなぎ放題コース以外のコースは、追加料金無しで128kbpsパケット通信が可能です。さらに高速な通信環境を求める人のために、AIR-EDGE PROと言うコース群が用意されています。これは、つなぎ放題コースネット25コースパケコミネットコースにそれぞれ追加料金で、8xパケット方式での通信が出来るようになるものです。
また、これらのコース、つなぎ放題[4x]AIR-EDGE PROなど高速パケットは対応端末が限られていますが、それ以外は、AIR-EDGE対応端末であれば、すべて利用可能です。ただし、1xパケットのみ対応の端末では、ネット25コースパケコミネットコースでも1xパケットのみでの接続となります(AH-S101S、RZ-J700、AH-J3002Vなど)。

使い方5.せっかくAIR-EDGEなんだから、PHS最速256kははずせないね
なんと言っても、AIR-EDGEといえば、PHS最速、8xパケット方式による256kbpsです。8xパケット方式を利用したいというなら、現在の選択肢としてはデータ通信線用端末しかありません。その中でも、今のところPCカード型の端末が8xパケットに対応しています。どの端末が最も適しているか、ご利用の機器に合わせて決めましょう。




さて、あなたの使い方のイメージは、だんだん掴めてきたでしょうか?。さて次は、端末タイプを見てみましょう。なんと言っても、あなたが使いたい機器に接続できないものを選んでも仕方がないですからね。その点、AIR-EDGEは実に様々なタイプの接続方法に対応した端末をリリースしています。では、それぞれの特徴を見てみましょう。


端末1.音声端末型
AIR-EDGEは元々、PHS電話機の一種です。ですから、音声端末型の機器が元祖とも言えます。ここでそれぞれの端末について事細かに説明しても良いのですが、それでは音声端末型をデータ通信に使うことのメリットについての全体像が見えにくくなるので、音声端末型共通の特徴を述べることにしましょう。
音声端末型を使う一番の長所は、なんと言っても、そのまま移動電話では最高峰の音質を誇るPHS電話機として使えてしまう、ということです。また、端末の種類にもよりますが、端末上でそのままメールを書いたり受け取ったり、また、簡易なインターネット接続端末としてもそのまま使えてしまうというのがメリットの一つでもあります。特に、AIR-EDGE PHONEを使っている場合は、AIR-EDGE系の料金コースを使っていればそのコースの利点がそのまま端末上でのメールやインターネットにも適用されます。つまり、つなぎ放題コースならメールもインターネットも端末上でつなぎ放題に出来るということです。ということで、データ通信端末として使うのは当然ながら、PHSエリア内でならそのまま携帯電話の代わりとしても使えると言うところが音声端末型の一番の特徴でしょう。固定電話相手の電話などで、いまいち携帯の音では・・・という人が、サブでデータ回線を持つなら、このタイプで一度PHSの電話を試してみてはいかがでしょうか。
<追記>ウィルコム定額プランならすべてのメールとウィルコム同士の電話が無料になり、さらに、リアルインターネットプラス[1x]をつければデータ通信(端末上でのメールやインターネットも含む)も完全無料になります。音声端末型を使うなら、この組み合わせはかなーりお勧めです。
端末2.PCカード型AIR-EDGE
PCカード型は、その名の通り、PCMCIAカードの形をした端末のことです。最近ではほとんどの機種が、下記のCFカード型になってしまっているため、あまり見かけることも少なくなりました。CFカード型にもPCカードアダプタが標準でついているため、PCカード型の存在意義もかなり薄れてきているようです。唯一の利点は端末が大きいこと。このため、アンテナを大きく取ることが出来、また、無線回線も比較的緩やかに設計できるためノイズなどに強いという性質があります。電波が弱そうなところでどうしても使いたい、とか、何となく無線が弱いのは気になる、という人向けといえるでしょう。特に理由がなければCFカード型を選ぶのが良いと思います。
端末3.CFカード型AIR-EDGE
現在、AIR-EDGE端末といえばこのCFカード型が最普及型です。機種ラインナップも多く、使用可能な機器も多岐にわたるため、たいていの場合はこのタイプを選ぶことになるかと思います。CFカード型の特徴は、まず、CFカードスロットがほとんどのPDAで最初から内蔵、又はオプションとして設定してあるために接続機器を選ばないという点です。おそらく、この点だけでCFカードを選ぶ人が最も多いでしょう。また、PCカードアダプタを標準添付していますので、少し大きめのノートPCや、PCカードスロットを持ったデスクトップPCでも利用可能です。さらには、USBやLANとの変換が可能なSlipperシリーズをはじめとする通信カードアダプタもすべてCFカードが対象となっていて、CFカードを選べばまずほとんどの機器で使用可能になるはずです。珍しい使い方では、通信カード対応ルータなどもありますが、これもPCカード対応であるため、このCFカード型端末をそのまま挿して、LAN経由のインターネットアクセス環境を作ることが出来ます。特に難点といえるほどの難点はないのですが、一つだけあげるとすると、機種ラインナップが多すぎてどれを選べばいいのか分からない、という悩みがあります。基本的に、新しく出たものほど機能も性能もアップし、また新しいネットワーク設定にも対応している傾向があります。また、CFカードスロットがTypeI対応かTypeII対応か、という区別も出来るため、お使いのPDAなどの仕様を確認しておく必要があります。
端末4.USB型AIR-EDGE
USB型端末というのは、そのものズバリ、USBコネクタにそのままAIR-EDGE本体が内蔵されてしまっているものです。その特徴は、何より他のアダプタを一切必要とせずにUSBコネクタに直結できるという点です。PCカードスロットの無いデスクトップPCでの利用はもちろん、PCカードスロットを他の重要な役割に取られてしまっているようなノートPCでの利用にも向いています。また、ある程度の長さまでなら、市販のUSB延長ケーブルを使うことで伸ばすことが出来るので、電波が弱くて・・・というような環境でなら、窓際まで伸ばして使うという変な使い方も出来ます。ただ難点は、ほとんどのPDAではこの端末は使えないということです。いつもポケットに持ち歩くようなモバイルではなく、移動先にちょっとした拠点を構えるくらいの気持ちでのモバイルに使うのがUSB端末の使い道といえるでしょう。
端末5.SDカード型AIR-EDGE
AIR-EDGE端末の中でも最も特異な端末がこのSDカード型です。その名の通り、SDメモリカードと同じスロットに差し込むことの出来る端末で、まだ対応PDAは限られていますが、最も小さなPDAにまで対応できるのはこのSDカード型端末だけです。おそらく、PDAとセットでの購入、という形になるでしょう。また、別売りですがPCカードアダプタも市販されていますので、そのまま自宅のPCで使うということも出来ます。残念ながら、現状1xパケットまでしか対応していません。
端末6.AIR-EDGE IN
特異な形態の端末と言えば、この端末を忘れてはいけません。これは、ノートPCにPHSモジュールを内蔵したタイプのもので、わざわざ別に端末を持ち歩く必要がないというのが大きな特長です。また、ノートPCに内蔵しているおかげで、ネットワークにサインアップして契約、新しい形態の契約も可能になっています。同時に、「使っただけコース」という基本料金0円のコースに対応しているのもこのタイプの端末だけです。難点は、どうしてもノートPCと切り離せないため、他のPCで使ったりという使い方も出来ませんし、ノートPCの買い換えに当たっては、回線をそのまま保持しようと思ったらAIR-EDGE IN内蔵ノートPCしか選択肢が無いという点です。




PHSでデータ通信といっても、実はいろんな通信方式があります。実際にどの通信方式がどんな特徴を持っているのか、ここで一つ一つ説明してみましょう。なお、ここでは最近はほとんど使われなくなったいくつかの方式についての説明を省いてあります。興味のある方はDDIポケットのホームページなどで調べてみてください。


方式1.64kPIAFS
PHSの原点といえば、64kbpsの高速データ通信です。この、PHSによる高速通信の方式を、PIAFSと呼び、特にバージョン番号まで付けて、PIAFS2.1、PIAFS2.2と呼びます。PIAFS方式によるデータ通信の特長は、無線通信にありがちなノイズによるデータのロストを補償することの出来るプロトコルにより、まるで有線で回線が繋がっているかのように通信が出来るという点です。この方式では、一回線を一人のユーザが完全に独占出来るため、速度の変動が無く、また上下対称であるためにWEB閲覧のような会話型サービスでもストレスを感じることが少ないという点です。ウィルコムの採用したPIAFS2.1版は、このPIAFSによる通信の中でも、速度が64kbpsであり、かつ、電波状況や移動に合わせて必要に応じて32kbpsに一時的に落とすことにより、回線の切断を防ぐ機能を持っています。また、PIAFS2.2版は、2.1版に改良を加えたもので、PIAFS2.2対応端末同士での64kbpsでの通信をサポートしています。
さて、このようにモバイルであることを考えればそこそこ使い道のあるPIAFS2.1/2.2ですが、現在のウィルコムのデータ通信料金体系の中では、いわゆる「使い放題」の設定がありません。データ通信として使うと最も安くて10円/70秒。よって、「必要に応じてちょこっと使う」というタイプの人に最も向いている方式であるといえます。また、データパック/データパックmini/TwoLinkData/安心だフォン使っただけコースではこの方式によるデータ通信しか使えませんので、必然的にこの方式を利用することになります。
方式2.1xパケット
現在最も広く使われていると思われるのがこの1xパケット方式です。この方式は、PIAFSをベースにそのデータを細かく区切り、データのあるときだけ無線上に載せて送信するというものです。このことにより、一つの無線回線を複数の人で共有することが出来、混雑により接続に失敗するといったことが非常に少なくなっています。、速度は32kbps、その実際の速度は、ほとんどの場合で24kbps前後。決して速いとは言い難い速度です。
この方式を使う最も大きな目的は、なんと言っても「つなぎ放題コース」を利用するため、でしょう。つなぎ放題コースではほとんどの人が長時間にわたってつなぎっぱなしにしてしまうため、上記の一人が一回線を占有してしまうPIAFS方式ではあっという間に繋がらなくなってしまいますが、パケット方式では一つの回線に複数の人が入れるため、繋がりにくくなりにくいわけです。また、パケット方式を使うことでパケット課金のサービスも利用できるようになります。パケコミネットコースも、この1xパケット方式か4xパケット方式で利用することになります。
方式3.フレックスチェンジ
フレックスチェンジ方式は、元々ネット25コース専用に作られたもので、現在でもネット25コース以外のコースでは利用できません。その方式は、64kPIAFS1xパケット方式のハイブリッドとなっています。通常時は1xパケットで繋いだままにしておき、ある一定以上のデータが流れはじめると即座に64kPIAFS方式に切り替わります。混雑していても繋がりやすい1xパケットと、大きなデータも専用回線で快適に受信できるPIAFS、これらの両方の良いところだけを取り出した、最も優れた通信方式の一つといえるでしょう。
ただ、この方式が使えるのは、先ほども言いましたがネット25コースのみに限られています。また最近では、次にあげる4xパケット方式がかなりカスタマイズされ、十分な接続性と速度安定性を提供できるようになっているため、ネット25コース利用者もほとんどが4xパケット方式を使っているようです。この方式は近い将来完全に使われなくなる可能性があります。
方式4.4xパケット
4xパケットは、1xパケット方式の通信チャネルを4本束ねることで最大128kbpsを実現しています。少し専門的に言うと、1xパケット4本を同期マルチリンク方式で一つのベアラとして使っている、と言うことになります。もちろん、理論最大速度は1xパケットの4倍、つまり大体128kbps近くと言うことになります。しかし、どんな場合も単純に1xパケットの4倍のパフォーマンスが出せる、という意味ではありません。同期マルチリンクと言うのは、4本が同時に(つまり「同期」して)データの伝送を行います。逆に言えば、4本すべてがきちんとデータを送信できなかった場合、たとえば1本でも送信に失敗した場合は、例え4本中3本で成功していても「送信失敗」となります。このことを考えれば、高速移動などでノイズが入りやすい環境では、1xパケットフレックスチェンジの方が快適に使える場合もある、と言うことでもあります。ただし、フレックスチェンジの項でも説明しましたが、最近は接続アルゴリズムがかなりカスタマイズされているため速度は遅くなりにくいようですが、それでも期待しすぎると痛い目に遭うかも知れません。4xパケット方式を使うには、つなぎ放題コースオプション128をつける、ネット25コースパケコミネットコースを使う、という方法しか現状はありません。
方式4.8xパケット
8xkパケット方式は、1xパケット方式の通信チャネルを8本束ねることで最大256kbpsを実現しています。束ねる本数が多いこと、二つの周波数を利用すること、等を除けば基本的に4xパケットと同様です。




次に、具体的な料金コースに付いて簡単に説明しましょう。また、料金コース・オプションの組み合わせや割引きに付いてなどは、もっと詳しく解説したページもたくさんあり、ウィルコムのホームページでもそれなりに解説はしてありますので、簡単にだけ説明します。


料金1.標準コース
標準コースは「標準」を名乗るだけあって、DDIポケットの提供するほとんどのサービスやオプションに対応しています。2700円で無料通信は無し。通話料金・データ料金ともほぼ同じ水準で、通話とデータがほぼ同じくらいの比率で利用されるような場合にバランスが良いコースと言えます。割引オプションや利用期間にも寄りますが、ある一定以上の利用量では次のスーパーパックSの方がお得になります。
料金2.スーパーパックS
スーパーパックSは、無料通話分がパックされた、いわゆるパック料金プランの一つです。3300円に1200円分の通信料金がパックされていますので、ある程度以上の利用では標準コースよりお得になります。ただし、全ての通信料金が1.2倍になります。そのため、特にその他の割引が適用された場合、結果としてスーパーパックSが適している利用状況はかなり狭く、少し少ないなら標準コース、少し多いならスーパーパックLが適している、という状況になることが多いようです。
料金3.スーパーパックL
スーパーパックLは、基本料5000円に3000円分の通信料金がパックされたコースです。通信料金は標準コースと同じですが、DDIポケットのPHS同士の通話は自動的に10%割引となります。また、同じくメールが自動的に割引となり、ライトメールは100%割引(つまり無料)、Eメールは50%割引となります。毎日モバイルでメールチェックと簡単なWEB巡回をする、という程度の使い方だと、このLがもっとも適していることが多いと言えます。
料金4.スーパーパックLL
スーパーパックLLは、基本料12000円に10000円分の通信料金がパックされたコースです。特に電話機単体でかなりヘビーな使い方をする場合には便利なコースです。DDIポケット同士では10%割引はスーパーパックLと同様ですが、DXメール(直送メール)を除く全種別のメールが自動的に100%割引(無料)となります。この特性は、後述するデータセット割引を適用しても引き継がれます。この場合、6000円の基本料に5000円の通信料が入っていますから、データと音声を持ち、かつ音声側はスーパーパックLをちょっと越える程度の使い方だった、という人は、LLに変更してセット割引をつけることでメール放題も勝手に付いて来ることになります。あらゆる面で優遇されることが多いのがこのLLコースです。
料金5.昼得コース
月額1980円でパック料金なしのコースです。その名の通り、昼の間だけ利用することの多い人向けです。通信料金は、昼間は標準コースと同額ですが、夜間は標準コースの二倍です。年間契約割引など一部の割引オプションに対応していないため、結果としてそれほど得ということはないかも知れません。データ通信主体なら、後述のデータパックminiを利用する方が賢明です。
料金6.データパック
データパックは、基本料3000円にデータ通信料金1200円分が含まれたパックコースです。データ通信料金とは、通信方式にデータ通信方式(無線インターネット方式、PIAFS方式)を使い、一般加入電話、プロバイダアクセスポイント、またはプロトコル変換装置(PTE)への接続料金が該当します。PHS、携帯電話へのデータ通信は非該当となっています。H”LINKセンターのメール送受信も対象外ですが、AIR-EDGE PHONEを使ってPRIN経由で通常のPOPメールとしてアクセスする場合は対象となります(ちょっとややこしいですね)。また、このコースではパケット方式は一切使用できません。通信料金はすべて標準コースと同額ですので、音声に限定すれば標準コースがちょうど良い程度の使い方だけど+300円でデータ1200円分がまかなえる、という感覚で使うのに適しています。ただ、パケット方式が使えないため、AIR-EDGE PHONEを使っている場合はせっかくのパケット通信機能が無駄になってしまいます。
料金7.データパックmini
データパックminiは、基本料1980円にデータ通信料金1000円分が含まれたパックコースです。適用対象はデータパックと全く同じです。ただし、全ての種別の通信料金が1.5倍となりますので、一定額以上の利用でデータパックの方がお得になることが多くなります。あくまで一日1〜2回のメールチェック程度にしか使わない、という人向けのライトコースです。パケットが使えないこともデータパックと同様です。データパックと違い、音声通話も1.5倍でかつ無料通信対象外なので、音声も併用と言う使い方はまず無く、とっさのモバイル用にPHSカードは持っておきたいけど基本料は安い方が良い、という用途向けと言えます。年間契約が必須です。
料金8.つなぎ放題コース
月額料金5800円で1xパケット方式の通信が完全に無料になるコースです。それ以外のデータ通信に関しては標準コースと同額です。一方、音声通話料金が、最大で標準コースの68%割引となります(通話時間・通話区分によって違います)。音声端末からのEメールも100%割引(無料)となります。ここ1年以内にリリースされた音声端末型機器はすべて1xパケット方式に対応していますので、つなぎ放題での利用なら、音声端末型を利用して、つなぎ放題と安い音声通話を一度に手に入れると言うのがもっともお得です。ただ、繋ぎっぱなしに出来ると言うことは接続機器も繋ぎっぱなしにしたいという要求もありますから、音声端末型では少々役不足かもしれません。このコースのみ、オプション128をつけることが可能です。
料金9.ネット25コース
月額料金5400円で1xパケット方式、4xパケット方式とフレックスチェンジ方式が合計25時間まで利用可能となるコースです。音声通話料金もつなぎ放題コースと同じく割引となります。基本的に繋ぎっぱなしにしない、という特徴から、つなぎ放題コースよりはこのコースの方が、音声端末型での利用に向いていますが、音声端末型4xパケットに対応したものが無いため、フレックスチェンジが最良の選択肢となります。通信時間は秒単位での累算となるので、他のコースのように課金単位の区切りに気を使う必要はありません。25時間を超えた部分は、累計の超過分に対して1分当り10円で課金されます。1分未満の端数は繰り上げとなります。つまり一ヶ月で93813秒利用(3813秒超過)の場合は、基本料に加えて3813秒=63分33秒→64分x10円=640円が課金されることになります。
料金10.パケコミネットコース
月額料金4700円で1xパケット方式、4xパケット方式が、通信量にして約24MBまで利用可能となるコースです。音声通話料金もつなぎ放題コースと同じく割引となります。基本的に繋ぎっぱなしにしない、という特徴から、つなぎ放題コースよりはこのコースの方が、音声端末型での利用に向いていますが、音声端末型4xパケットに対応したものが無いため、1xパケットが最良の選択肢となります。通信時間はパケット単位での累算となり、パケット数にして20万パケットが無料の対象となります。それを越えるとパケット当り0.03円の課金となります。
料金11.TwoLinkData
TwoLinkDataは、月額基本料980円で、発信先が三ヶ所に限定された料金コースです。利用のためには専用のカード端末を購入する必要があります(割高です)。通信料は標準コースと同額ですので、標準コースデータパックで十分足りるくらいの利用状況でデータ通信先が三ヶ所以内に収まるなら、維持費も料金も安く抑えることが出来ます。
料金12.安心だフォン
安心だフォンは、TwoLinkDataと同じく月額基本料980円で、発信先が三ヶ所に限定された料金コースです。利用のためには専用の音声端末を購入する必要があります(割高です)。その他の特徴はTwoLinkDataと同じですが、専用端末が現在ラインナップがありません。現行機種では、トヨタのpipitで限定発売されている「ぴぴっとフォン」のみが対応しています。
料金13.使っただけコース
使っただけコースは、H”IN専用の料金コースです。月額基本料金は無料、その代わり通信料金が2倍となります。使っただけコースではPIAFS通信のみが利用できます。対応機器は最も高価ですが、最も維持費を安くすることが出来ます。ただし、長期利用割引の利用期間が加算されませんので、利用期間引き延ばし目的には使えません。一定期間利用が無いと自動解約となります。
料金13.ウィルコム定額プラン
ウィルコム定額プランは、ウィルコムが2005年5月に始めた、日本初の「通話無料プラン」です。ウィルコム同士の通話が無料となるだけでなく、すべての種別のメールが無料となります。基本料金は税込み2900円と格安で、さらに同じ請求書で2回線目以降なら税込み2200円と破格の安さになります。この2回線目の割引(ファミリーパック)が適用されるのは、1回線目としてウィルコム定額プランつなぎ放題コースネット25コース、またはパケコミネットコースを利用している場合です。このコースでは、データ通信自体は、0.02円/パケットという従量課金となりますが、オプションとしてリアルインターネットプラス[1x]が用意されています。このオプションを付けると、1xパケット方式によるデータ通信がすべて無料になります。ですので、電話として使いつつデータ通信もそれなりにたくさんやりたい、という人には非常に使いやすいセットといえます。音声端末型でクリアな通話と大容量のメールを堪能しながら、時にはPCにつないでスマートにモバイルデータ通信をしたい、という時には、このウィルコム定額プランリアルインターネットプラス[1x]という組み合わせが、まさにベストといえるでしょう。




次に、オプションと割引について、代表的なものを簡単に解説します。


オプション1.データセット割引
データセット割引はデータ通信向けコースと音声向けコースを組み合わせた場合のみ適用可能な割引オプションです。いずれの回線にも年間契約が必要です。割引内容は、データ通信向けコースの基本料が15%+200円の割引、音声通信向けコースが50%の割引となります(パック料金コースではパック料金も半額になります)。ポイントは、スーパーパックLLなどのコース特典のある料金コースでは、基本料金が半分になっても特典はそのまま引き継がれるというところです。これにより、音声側の利用状況によっては割安な値段でメール放題などを利用することが出来るようになります。ただし基本料以外のオプション料金は割引対象とはなりません。具体的な使い方ですが、たとえば1.ほとんど着信にしか使わないような音声回線を、標準コースデータセット割引=1350円で維持する、2.月の通話料が1500円以上3000円未満でスーパーパックSだった人がスーパーパックLデータセット割引にすることで、基本料も下がり通話料も2割増分がカット、またライトメール使い放題+Eメール半額、という特典を得る、3.月の通話料が5000円以上10000円以下でスーパーパックLを使っていたような人が、スーパーパックLLデータセット割引にすることで月の基本料を下げつつメール放題基本料(500円)なしでメール放題を使えるようにする、などなどに使えます。データ通信向けの対象コースは、つなぎ放題コースネット25コースパケコミネットコースデータパックデータパックmini、音声向けコースは標準コーススーパーパックSスーパーパックLスーパーパックLLです。
オプション2.つなぎ放題[4x]
つなぎ放題コース4xパケットが利用可能になるオプションを追加したものがつなぎ放題[4x]です。4xパケット方式で時間も通信量も無制限に利用できるようになります。価格は+3500円で、少々割高です。
オプション3.AIR-EDGE PRO
AIR-EDGE向け各コースに8xパケットが利用可能になるオプションを追加したものがAIR-EDGE PROと呼ばれるコース群です。8xパケット方式でそれぞれのコースが利用できるようになります。価格はつなぎ放題コースで+6500、ネット25コースパケコミネットコースで+1500円で、少々割高です。
オプション4.オプションメール放題&トーク割
つなぎ放題コースネット25コースパケコミネットコースにのみつけられるオプションです。基本オプション料金3000円で、「オプションメール放題」と同様のメール割引(パケットEメール・ライトEメール(基本料)・ライトメール無料、DXメール半額)がとDDIポケット間通話の10%OFFが付加され、同時に3000円はすべて通信料に充当することが出来ます。音声通話とパケット通信の出来る機種のみが対象です。つなぎ放題コースでは元々パケットEメールが使い放題なので、DDIポケット向け通話の割引、ライトメール・ライトEメールを無料化、といった目的以外では余り意味がありません。
オプション5.リアルインターネットプラス[1x]
ウィルコム定額プランにのみつけられるオプションです。基本オプション料金2000円で、1xパケット方式によるデータ通信がすべて無料になります。もちろん、clubAIR-EDGEを使った、電話機でのメール・ネット(フルブラウザアクセス含む)もすべて無料です。ウィルコム定額プランとこのオプションを使うことで、日本のケータイ史上初めて電話もメールもWEBもデータ通信も完全無料という夢のプランが完成します。合計料金も税込みで5000円と破格ですから、音声端末型でデータ通信を使いたいなら、ウィルコム定額プランリアルインターネットプラス[1x]は第一候補として検討する価値があるでしょう。


と言うことで、あなたに最適の料金コース、接続方法は見つかりましたか?
今後も新しい端末・サービスがリリースされるごとにこのページも更新されていきます!
お楽しみに!
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