AirH”カードMC−P300用アンテナを作ろう!
・・・ある日のこと。ネット上で変な噂を耳にしました。曰く、
「MC−P300を安定させるには乾電池が効く」
どういうことかというと、カードの出っ張り部分(のおそらく内蔵アンテナのあるであろうあたり)に乾電池をぽつんと立てておくと感度&安定性アップが期待できるとのこと。???。半信半疑ながら、試しに乾電池を乗せてみます。すると、微妙ながら、電波状況の点滅が落ち着いたような感もあり、何となく噂は本当らしい。しかし、なぜ?と考えてみるに、どうやらこれは導波効果に違いない、と思い当たります。もちろん私はアンテナについてまじめに勉強などしたこともない、ので、その効果がいかなるものかは知りませんが、とにかく、アンテナとアンテナがうまくつながる奴です(いい加減)。アンテナの長さは対象となる電波の波長といい関係(ぶっちゃけて言うと1/4)であるとき効率が最大になるらしいのですが、電池の長さ、はかってみると約4cm強。あれあれ、確かにPHSの電波の波長(16cmくらい)とちょうどいい関係にあるようです。しかし、モバイル通信中に、AirH”の上に乾電池を載せるというのは、揺れる電車の中などでは不安定で落っことすこと必至ですし、見た目もかっこわるい、というか、なんだか怪しい宗教のおまじない(笑)に見えなくもありません。ということで、もっと長さも最適で、見た目もそこそこで、落っことしにくい外部アンテナを作ってみましょう。
材料
画鋲:平頭タイプx1
導線:適当なもの、ある程度太さがあるとよいかもx4cm
作り方:
まず、用意した導線を、3.75cmに切ります。本当は3.95cmくらいがベストらしいのですが、画鋲の厚さとか差し込んだときの余りしろなどを考慮してです。というか、私はふつうのはさみと何かのおまけの物差し(笑)でやったのですから、もちろんこんな精度は出ません。結構いい加減でも大丈夫です。次に、画鋲の針部分を磨きます。何かと酸化膜とか変な皮膜とかで導電が悪くなっているに違いないので、はさみの背で(笑)ごしごしと磨きました。最後に、その針を導線の一端からぐっさりと差し込みます。このとき、導線の反対の端を少し折り曲げて指で押さえているといいでしょう。さもないと画鋲を突き刺したとき中身がめりっとはみ出してきます(経験者は語る)。これでできあがり。あとは、導線部分を指で丁寧にまっすぐにのばし、見た目を整えます。

実験:
実験環境:自宅(会社寮)の部屋中央に置いたこたつの上
実験機材:Win98ノートPC+MC−P300
早速、できあがったアンテナをMC−P300の上にのっけてみましょう。場所は、AirH”という文字のirの上あたりがよいです。まず、接続が完了し、電波状況ランプがかちかち点滅している状態にします。そこに、おもむろに自作アンテナを乗せます。・・・んむ、確かに点滅の「滅」が減った気がする。しかし、もっと客観的に評価できないかなー・・・あっ、あれは、このときのためにあるのでは???
ということで、取り出しましたのは、拙作、電界測定支援ツール「でんそくん」。今気がつきましたが、「でんそくん」って、「たんそきん」と似てますね・・・やばい。ともかく、この自作ツールの出番がようやくやってきました。それでは、まずアンテナなし状態で測定しまーす。1回・・・2回・・・5回。いや、このくらいじゃ統計的に根拠薄弱だなあ。20回、行ってみよう。・・・・20、と。さて、結構たくさん基地局をつかみました。10個くらい?以前計測したときより増えています。今住んでいる寮で、私の知人だけで3人もAirH”を使っていますから、回線増強されたのかもしれないですね。では、アンテナありで測定しまーす。1・・2・・・・20。・・・!?なんじゃこりゃ、基地局数がすごいことに・・・。まてまて、じゃあ、アンテナなしでももっと出てくるかも。ということで、50回、行って見よー。・・・50。ふう、疲れた(パソコンが)。あれ、全然増えませんでしたなー。では公平を期すため、アンテナありも50回・・・。・・・なんだか、測定する度に基地局数が増えていくような・・・。結局、アンテナなしでは10局、アンテナありで21局(延べ22局)捕まえました。うーん、AirH”効果おそるべし、こんなに回線増強されているとは・・・。おそらく従来と共通の施設で内部の回線だけ増やしたのでしょう(Dポの基地局は確か1施設で4基地局分まで対応可能という話)。で、実際の電界強度も含めてまとめたのが以下のグラフ。

これを見ると、意外と電界強度自体には差はないようです。ところが、補足できる基地局数に2倍もの差が。適当に考察してみるところ、まず、基地局はやっぱりアンテナが垂直で、垂直に立てた自作アンテナと偏波方向が同じで遠くのアンテナも補足しやすいと言うことがあるでしょう。もう一つ、実際に届く電波はほとんどが反射波です。反射はだいたい水平方向面内で起こるので、同じく垂直偏波した電波が続々と届きます。それが垂直アンテナと相性がよかった、という原因があるかもしれません。どちらにしろ、垂直アンテナを使うと、比較的遠くの基地局まで安定した感度で補足できる、ということです。つまり、電波が不安定になりがちな移動中の通信も安定するに違いない・・・と。
というわけで、お次の実験はこのアンテナ用の固定アダプタを自作し、特急の車内で使ってみることです。実験近日遂行予定、乞うご期待!!・・・ですが、レポートはいつになることやら・・・。
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