-H" 対 他携帯電話
さてさて、このページは、DDIポケットの-H"(feel-H"含む)と他の携帯電話を徹底比較して、迷っているみなさんの一助にでもなれば、と言う企画ページです。
比較1 基本料金
これは、料金コースにもよるとは思いますが、圧倒的に-H"(および他PHS)の勝利です。たとえば、携帯電話は、ほとんどのコースで、パック料金が設定されていますが、確かに、パックされている料金を単純に引き算すると-H"より安いコースもあります。しかし、実際にそのパック料金でどれだけ話せるか(これ重要!)をくらべると、倍から5倍程度の差が出てきます。しかも、-H"のスーパーパックLは、「通話料込み、しかもその通話料も1割引、さらにメール料金は半額に!!」という、従来の「パック付きでは、その料金を超えるとだいたい1〜2割増し」という常識をうち破った料金プランです。もともと、PHSは「携帯電話の廉価版」というところからスタートしたので、料金で勝っているのは当たり前なんですけどね。
比較2 通話料金
もちろん、-H"の勝利です。唯一の例外は「携帯→携帯」の通話料金と「-H"→携帯」の通話料金ですが、これは、「一部の料金コース・時間帯で」負けている、と言う現状です。実際は、夕方の時間帯など、もっともよく使う時間帯で「-H"→携帯」の方が安くなっています。これは、みーんな意外に思うでしょうね。これまでの「周りが携帯ばかりだから、PHSを持つとお金がかかっちゃう・・・」というのは、携帯ユーザ(キャリアも?)が広めた「デマ」なんです、単純に・・・。ひどい話です(笑)。一般電話から電話する人の身になれば、一般電話からの通話も携帯の2分の1以下という-H"にしてあげるというのが、相手を思いやる選択ではないでしょうか。
比較3 通話エリア
この勝負は、もちろん携帯電話の勝ちです。ただし、「エリア(つまり面積)を比較すれば」に限った勝負なのですがね・・・。そうです、都市部での「ボリューム(すなわち体積。PHS各社はこの単語を使ってもっと宣伝すべき)」では、圧倒的に-H"(および他PHS)です。特に「全国地下鉄全制覇宣言」を出しているだけあって、地下鉄での強さは目を見張る物があります。走行中にでも話せちゃう(まねしちゃだめですよ!)のはさすがという感じです。だけど、山で遭難する予定のある人は、絶対に携帯をおすすめします。レジャー好きの人も、今のところは携帯でしょうか。エリアが広がっているとはいえ、まだまだ「人のいない(住んでない)場所」では、-H"では全く歯が立ちません。逆に、東京在住で地下鉄での移動が多く、移動中にも常に連絡が取りたい人は迷わず-H"でしょうね。
比較4 接続性能(繋がり易さ)
これは、結構勘違いしている人がいるようですね。「エリアの広い携帯の方がどこでも話せる、だからつながりやすい!」という人が多く見受けられます。逆です(笑)。エリアが広い、と言うことは、基地局一つ当たりにカバーしなきゃならない端末がより増えると言うことです。だから、エリア内ならPHSの方がつながりやすくて当たり前。しかも-H"なら通話中に常に第2候補の基地局を「掴み続けて」います。だから、携帯電話みたいに通話中に突然とぎれたり、最悪の場合用件を言う前に切断されてしまったり、と言うことはほとんどありません。安定した繋がり易さを求めるなら間違いなく-H"をおすすめします。
比較5 通話品質
-H"に有利な比較対象ばかり持ってきてすみません(笑)。これは言うまでもないですね。-H"を使っていて、相手が携帯以外なら、出た瞬間に相手が誰だかわからない、と言う経験をしたことはありません。逆に、携帯から電話してきて、「俺だよ、俺、わかるだろ?」なんて間抜けなことをいって、結局誰だかわかる前に切れちゃった(向こうが移動中だったらしい)なんてこともありました。着信履歴を調べてようやく「自分の兄(爆笑)」であることがわかったのはその1分後です。世の携帯ユーザを敵に回さないよう、この辺でやめておきましょう(笑)。
比較6 データ通信
えーと、これは省いていいと思うのですが、やらなくちゃだめですか?携帯でまともにデータ通信やってる人、いますか?せいぜいメールチェックくらいですよね。私のHPはいつも-H"で更新しています。お気に入りのHPも巡回ソフト+-H"でまとめてダウンロードしてます。かかるお金は、あわせて2〜30円くらい・・・。合間にメールのチェックもしちゃうので、これで全部です。携帯で同じことやったら、と計算したことがありますが、2000円近くかかるキャリアもありました。ドコとは言いませんが、恐ろしいですね。
注:2001年6月、DDIポケットは定額データ通信サービスAir-H"を全国一斉開始しました。もはや勝負になりません(笑)。
比較7 モバイルコンテンツ
えーと、これも、別の意味で省きたいんですが・・・(笑)。これは、圧倒的に携帯(特にiモード)の勝ちですね。これは、はっきり言って宣伝・営業戦略の差です。あとでも出てきますが、元々NTTから出てきたドコモに体力勝負で勝てるところなんてありません。この圧倒的な資金力・コネクションの差がコンテンツの差です。しかし、サービスシステム自体は、それほど差はありません。iモードの何がウケたかというと、「端末」にブラウザを乗せた、と言うところなんです。サービス側をくらべれば、iモードも-H"LINKもさほど違うことをしているわけではありません。つまり、サービスセンターに接続、インターネットにページ取得要求、取得したページを端末に送信、という、基本的な流れは同じです。-H"もブラウザを搭載すればiモードの勝手サイトを見ることができます。(そのような計画もあるようです・・・)個人サイトでiモードサイトを-H"LINKフォーマットに変換するサービスを行っているところもいくつかあります。
比較8 メール
これは比較が難しいところです。どのようなメールを利用するか、によって、大きく変わってしまいます。たとえば、百文字程度のちょっとしたEメール。これを利用するなら、携帯電話の方がいいでしょう。パケット課金ですので、短いメールは1円。これに対して、-H"は、どんなに短くても送受信に一回最低5円。差は歴然ですね。では次に、ちょっと長いメール。1000文字程度のメールだとしましょう。これだと、携帯では2〜3円かかります。対して-H"はいまだ5円。ここでも携帯の勝ちです。ここまでのような利用がメインの方は「強く」携帯電話をおすすめします。次に、メール本文は1000文字以内だが、一度にに10通とか、送るような人。たとえば、その日一日のメールを書いては保存、書いては保存して、寝る前にまとめて送信するような人。携帯なら、単純計算で20円くらいかかります。-H"なら、やっぱり5円。しかも、同時に受信もしますので、メールがほぼ毎日、しかも10通以上届く、と言う人も、寝る前に一度だけ5円払えばいいことになります。携帯ではこの受信にも20円かかって、計一日40円ということに。この使い方では、ついに-H"が優位になってしまいました。さて、つぎに、添付ファイル(画像など)を多用する人。パケット課金制の人に画像ファイルを送りつけて煙たがられた経験のある人、いますよね。やってはいけません。パケット課金は、無意味にでかいデータ(つまり画像)を嫌います。画像の送受信が多い人は-H"をおすすめします。最後に、メールマガジンを読みたい人。これは微妙です。ただし、「iモード以外の携帯と比較すると」です。iモードでは、全文を受信したパケット料金がかかる上に250文字から先が切られます。あんまりです(泣)。メールマガジンを読みたい人はiモード以外の携帯か、-H"にしましょう。携帯と言っても、2000文字受信くらいでは怪しいですね。メールマガジンには途中に変な広告がたんまり入っていることがありますので。-H"なら1万文字受信(5円で)、しかも、もし画像ファイルがついていてもやっぱり5円(しつこい)。添付ファイルを含めた全メールサイズが100キロバイトまで受信可能です。しかも、64kbpsでの受信ですので、100キロバイトでも13秒程度。30秒まで5円の-H"なら、メールサイズにびくつくこともありません。
最後に、メールの基本料も考えなければなりません。現在、ほとんどの携帯電話が月100〜数百円のメール基本料を取っています。これに対して、-H"はすべての種別のメールが基本料・申し込み不要で使えます。この点では、「メールがたまに来るだけ(一日1通あるかどうか)」という場合は-H"が有利になってきます。とまあ、細かく比較してきましたが、この勝負、使う人のスタイルに合わせて、と言うことで、引き分け!
※2001年、DDIポケットは-H"同士のショートメールがただになるサービスを開始しました。90文字までのメールがただになります。「メールを送る相手が-H"」と言う場合に限り、この勝負は-H"の圧倒的勝利です。
比較9 アミューズメント性
さて、去年暮れに発売された新規格-H"、feel-H"ですが、この端末(および付加サービス)は「アミューズメント性」を強く押し出しています。個人的には、この戦略は「大失敗」だと思うんですが・・・(笑)。適当に列挙してみましょうか。
・全機種カラー液晶搭載
・携帯電話・PHS初、着脱・回転可能の超小型デジタルカメラ「トレバ」
・携帯電話・PHS初、リアルサンプリングPCM音源+ワイドレンジスピーカ搭載
・携帯電話・PHS初、MP3音楽ダウンロードサービス「ケータイdeミュージック」対応
どれをとっても、どうも「お遊び」なんですよね。いくらやっても、膨大なiモードのお遊びコンテンツ(含iアプリ)にかなうはずがありません。もちろん、どれも個性的なので、是非ともこれで遊びたい!、と思う人は、feel-H"にしましょう。別に、カメラもいらない、着信音もFM音源で十分、音楽なんてCD屋で買えばいいじゃん、と言う人は、とくにおすすめしません。アミューズメント性の勝負は、コンテンツの差から、携帯の勝利でしょうか。(参考までに:聞きくらべてみましたが、FM16和音とPCM12和音、feel-H"にワイドレンジスピーカを標準装備したこともありますが、圧倒的にPCMの方がきれいです。目をつむっていると、目の前に本当に楽団・バンドがいるのかと思うくらい。PCM24和音で話題になったドコモ503ですが、どれもスピーカが小さすぎてfeel-H"の表現力の足元にも及びません・・・)
比較10 企業力
それぞれのキャリアの企業としての力を比較しようと言うのですが・・・、これは、今のところドコモの一人勝ちですね。元々同じ会社だったNTTの電話網を利用できたのがまず一つ目の勝因。ついで、莫大な資本。さらに、最も重要なのが、コネクションです。NTT時代から繋がりのある企業がたくさんあることが、もっとも大きな強みでしょうね。実際、端末を提供しているNEC、富士通などは、元々NTTに対して通信機器を納入してきた伝統あるNTT陣営メーカーです。日本の大通信機器メーカーをほとんど押さえられては、他のキャリアはぐうの音も出ないでしょう。「安心」と「信頼」でキャリアを選ぶなら携帯、と言うかドコモです。上の議論で、つながらないだのすぐ切れるだの文句を言いまくっていますが、メーカーの努力が「ブランドイメージ」で無意味に増えるユーザーに追いつけていないだけなのです。技術的には全く問題ありません。よって、-H"(および他のキャリア)の一番の敵は、NTTドコモではなく、自分に本当に必要なのは何か、を考えず、ブランドイメージだけでみんなが持ってるから、とキャリアを決める「右へ倣え」の日本的精神であるわけです。なんでこれまで-H"サイコー、みたいなことを言ってて、急にドコモの擁護に回っているか、ですか?実は、この春、NTT陣営の通信機器メーカーに就職するんです(笑)。それでも、-H"は私には必要なので捨てませんが。
比較FINAL 将来性
-H"対携帯、比較の最後は「将来性」です。最近は携帯をころころ変える人も多いようですが、やっぱり、どれを持つかを決めるのは、将来性もからんでくるんじゃないでしょうか。まず、結論から言います。この勝負、引き分けです。つまり、どちらも「すばらしい未来」が控えていつつも、悪く言えばどちらも「机上の空論」でしかないからです。いわゆる次世代携帯電話ですが、音楽配信や動画配信など、夢は広がりますが、「料金」「多すぎるユーザ」という大きな問題が控えています。最高2Mbpsの通信速度が出せる、と言われていますが、一部の専門家の見方は、「今のユーザがみんな次世代携帯に乗り換えれば、実質64kbpsが限界だろう」というものです。これでは、今のPHSと変わりありません。一方、-H"は、この春より128kbps&パケット・回線自動切り替えのサービスを開始する予定です。こちらは、ユーザが少ないこともあり、この速度での通信も問題ないと思われます。しかし、一番の問題はそのユーザの少なさです。128kbpsのサービスを行うには、大きな投資が必要です(特に地方で)。しかし、今のユーザ数では、その投資に必要な資金を絞り出せないのではないかと危惧されます。つまり、「投資に見合うユーザ増」を見込めないと言う最悪の現状があります。こうなれば、この計画はどんどん先送りになっていき、ついには中止、と言うこともあり得ることです。私は現状で最高速の-H"を使っています。もし、次世代携帯(FOMA)のほうが、安定して高速・低料金のサービスを提供していることがわかったら、そちらの使用を考えるでしょう。しかし、FOMAの全国展開は(早くて)5年後、答えが出るのはもっと先になりそうです。来年度中に全国128kbpsが始まる(予定)の-H"が、今の私には一応の将来性No.1です。
注1:FOMAは携帯電話サービスではありません。うっかりしてました。番号も080に変わりますし・・・。と言うことで、この勝負は参考勝負と言うことで。
注2:経済産業省の答申でPHSの高度化の許可が出る見通しとなりました。PHSで1Mbpsの通信速度(現在のFOMAの3倍)をFOMAの約半分の通信料で利用できるようになる見通しとのことです。これは・・・勝負は・・・どうなんでしょう。
さて、ここまで読んで、一体どちらが自分に向いているか、わかりましたでしょうか?これを全部読んで、「自分はやっぱり携帯(ドコモ)だ」、と思った人は、どうぞ、自信を持って携帯(ドコモ)を使ってください。ドコモはあなたのためにあるような物です。一方、「うーん・・・」と、少しでも悩んでしまった人、一度考え直す時期かもしれません。悩んだ結果、やっぱり携帯だと思った人も、それでいいと思います。-H"にしようと思った人も、それでいいと思います。このページは、-H"がすごい、と言いたいだけのページではありません。「本当に自分に必要な物」をしっかりとみんなに考えて欲しくて作ったページです。
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