絶対文句は言わせません!史上最強通話料金比較
世の中にはいろいろな携帯・PHS関係サイトがあります。ほとんどのサイトが、大体自分が応援するキャリアやメーカというものを持っています。そこで、機能比較や通話料比較などをやって、優位性をアピールしたりするのですが、どんなサイトも大体、ある程度の仮定をしていますよね。「同一キャリア内で○時〜○時の間に○分間通話したときの料金」というように。そうすると、その仮定の仕方によっては、結果はどうとでもいじれてしまいます。言うなれば、どんなキャリアでももっともお得なキャリアとなり得るのです。これじゃぁいけません(うわ、攻撃的だぁ;爆)。
そこで取り出だしたるは、「テレコムデータブック2002(TCA編)」。電話・通信に関するあらゆる統計データが網羅されている便利なデータブックで、ネット上のデータなら無料で閲覧できます。これはすごい。ということで、このデータを使って、究極の「通話料期待値」を算出して、比較してみましょう。
通話料算出には次のデータを使っています。
1.都道府県別人口重心データ(総務省国勢調査より)
これは、通話距離区分別に料金の違うPHSの料金算出のために使用されます。公平を期すために都道府県位置は県庁所在地ではなく人口重心位置を採用しました。
2.都道府県間通信時間統計
これにより、各県間の通話頻度が得られます。携帯、PHS別に統計があるのですべて利用して、たとえば東京の携帯からかけた場合の宛先県頻度の一覧を作ることが出来ます。PHSも同様です。
3.時間帯別通信時間統計
これも上記と同様、携帯・PHS別に得られている統計結果から、どの時間帯に通信時間が偏っているのかの情報を与えます。つまり、完全に統計どおりの動きをした場合、無作為に電話をかける時の時間別割合です。
4.総通信時間の状況統計
呼び出し相手の種別ごとの通信頻度のデータを得ることが出来ます。たとえばPHSからかけるときに、かける相手が携帯・PHS・一般電話である確率の全体統計です。
5.1呼当りの平均通信時間統計
これは、PHSが1呼当り接続料10円が加算されることを考慮に入れるためのデータです。相手種別ごとに統計があるので、余分の10円を1呼平均時間で平滑化して各相手種別の基本通話料金に加算して反映します。
6.10秒毎の通信回数(PHS)
DDIポケットのPHSでは10秒以内の通信は接続料10円のみ(通信料無料)となる効果を反映させるため、全通信に対する10秒以内の通信の回数の比率を算出するためにこの統計データを用います。この効果については、上記の接続料効果に対する付加効果として平滑化して乗ずることにより反映します。
7.(参考)加入電話の距離段階別通信時間
PHSの距離段階別通信時間の統計がないため、ここから推測します。これは、PHSの場合には同一県内でも市内とそれ以外の距離別に料金が違うためです。ほとんどの県は100km以下におさまるので、100km以下での区域内とそれ以外の比率を求めると約78%が区域内通信となっています。PHSではもう少し区域外通信の率が高いと考えられますので、これを参考に区域内通信率を5割と定めます。
一見、これだけのデータか、と思われるかもしれませんが、いや正直、死にました(苦笑)。はっきりいって、東京の分を作るだけで三日かかっています。そこから先はテンプレートが出来ているので割と速かった(それでも1県に一日は使ってしまいますが)のですが、とてもじゃないですが全国網羅は無理です(苦笑)。また、PHSはいいとして、携帯電話についてはドコモのスタンダードのプランAしか計算できていません。これも膨大な情報量のためです。ただ、ドコモに関してはこのプランが最も安いのでこれでいいのですが、料金プランによって時間・距離・相手別の通話料金が複雑に変わるほかの事業者なんてとても手が出せません。勘弁してください(泣)。
また、最強とは名乗りましたが、やはり一部仮定は入っています。しかし、私は自分がPHSをひいきしてしまうことを知っているので、その仮定は私の考え得る限りPHSに圧倒的に不利な仮定にしてあります。すなわち、加入電話総合では8割にも及ぶ区域内通信率を、PHSでは5割にまで押さえたというところです。実際には、PHSでは携帯より区域内通信率がかなり高いと思われます。また、ドコモ携帯通話料で、他社携帯相手は割高になる効果ですが、これも考慮していません。つまり、すべての携帯相手の通話がドコモ相手と仮定してあるため、実際より数%以上安く計算されているはずです。
さて、ここまでやって、もはや文句をつけられる場所はないでしょう。あなたがDDIポケットの標準コースを持ち、無作為に(しかし必要な連絡するために)電話で話したとしたとき、およびドコモの携帯をプランAで持ち、無作為に電話をしたときの料金の1分当りのお値段はこちらです。
東京より統計通りの確率で地域、通信相手種別が選ばれ、
かつ、平均して統計通りの時間通話するとした場合
一分当たり通信料金は・・・
DDIポケット : 19.0円
(標準コース)
NTTドコモ中央: 24.7円
(プランA)
基本は1分10円のPHSですが、相手が携帯や遠隔地である確率が一定量あるため、及び、一通話当たり10円の接続料が必要となるため、平均通信時間を考慮してもほぼ倍の値段になることが分かると思います。しかしそれにもかかわらず、携帯電話の期待値の方がまだ高額なんです。つまり、完全に統計的に見ればやはりPHSの方が得だということです!!
一方、ごらん頂きたいのが、私の第二の故郷(?)、茨城県のデータです。まぁ、とりあえず何も言わずに見ていただきましょう。
茨城より統計通りの確率で地域、通信相手種別が選ばれ、
かつ、平均して統計通りの時間通話するとした場合
一分当たり通信料金は・・・
DDIポケット : 24.8円
(標準コース)
NTTドコモ中央: 24.5円
(プランA)
はい、そうなんです、なんと茨城では、逆転現象が起こってしまっているんですね。この原因は、まず茨城県が地理的に非常に広いこと、また、にもかかわらず東京経済圏に入っているため、東京・神奈川方面への通信が非常に多いことが原因と考えられます。つまり、茨城県は思いもよらず県外通信となってしまう比率が高いのです。先ほど、田舎ほど携帯が有利〜と言いましたが、むしろ完全な田舎より、大都市圏に隣接した半端な田舎、こういう場所が一番PHSにとっては料金的に厳しいのかも知れません。と言うことで茨城県の方、実はドコモの携帯の方が得かもです(笑)。
と言うことで、統計でデータを取ってみましたが、何しろこのデータ入力がしんどいのなんのって。とりあえず、現状では、東京・茨城・三重の3都県のデータがあります(なぜ三重を選んだかというと・・・茨城によく似た状況で、逆転現象が起こっているのではないかという興味のためです;結果、やはり逆転現象は起こっていました)。今後このデータはみなさんの要望にあわせて増やしていく予定です。また、他のキャリアについても可能な限りサポート出来たらいいなぁ、と思いますが、しかし複雑すぎです>Jフォン、au・・・。ちなみに、Microsoft Excel(R)でデータの整理を行っているのですが、そのファイル容量がこの4件だけでなんと300kB・・・自分でもびっくりです。よくもまあこんなに大量のデータを入力したもんだ・・・我ながら、アホです(爆)。
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